先日の「激レアさんを連れてきた。」は、『口笛を極めすぎて、世界チャンピオンにまで登りつめちゃった人』として、ギマさんこと儀間太久実(ぎま・たくみ)さんが登場。口笛との出会いは意外に遅く、小3の夏。お兄さんと家に一緒にいたら、お兄さんの口から笛のような音色が。それまで口笛の存在すら知らなかったそうで、「めちゃくちゃイケてるやんけ、こんなクールなことあるか?と思って。肉体から楽器の音が出せるって」と今でも感動ありげに語るギマさんだったが、このギマさんの語り口が独特で「怪談のテンションで喋りますよね?」とMCのオードリー若林にツッコまれる。
口笛の合間にパクリと食事、また口笛、パクリ、口笛...
お兄さんから教えてもらい、たった3日で口笛を習得。若林に「やっぱり口笛のセンスがあるんですね。」と言われたギマさんは、例の怪談口調で「もうそこ(口笛)に取り憑かれてしまったというか。それが全てのはじまりだった...」と内容まで怪談そのものっぽくなり、「めちゃめちゃ怖いじゃないですか!」と一同爆笑。しかし、そう言うのもそのはずで、口笛を吹けるようになったギマ少年は飽きることなくどんどん口笛にハマり、四六時中口笛を吹き続けるようになり、なんと口笛を吹いてないと禁断症状が出るような状態に。ギマさん曰く「口笛を吹いている状態が当たり前で、口笛を吹いていない状態が不自然」。これはヤバイ。
ここから番組はギマ少年の1日をプレゼン。朝、起床した時も自分の口笛で効果音を当てていく。更に食事でも、「噛んで飲み込んでは口笛」。ギマさんはご飯を食べる時、バランス良く食べたい派らしいのだが、次何を食べようか考える時に口笛を吹くのだ。口笛の合間にパクリと食事、また口笛、パクリ、口笛、パクリの繰り返し。若林が「好きなものと嫌いなものでは音色が変わってくる?」と話を広げると、「変わってたでしょうね」とギマさん。好きな食べ物・目玉焼きの時は「カルメン」とめちゃめちゃ機嫌よく、嫌いなものモロヘイヤの時は「禁じられた遊び」。「なんなのこの人!可笑しすぎるよ!朝まで喋れちゃうよ」と若林もご機嫌の様子。
登下校も口笛、学校でも授業中は必死で口笛を我慢、休み時間に口笛。家では自由なのでずっと口笛。就寝前も歯磨きをして、口笛して就寝。「歯磨き中は口笛吹けないですよね?辛くない?」と若林が食い気味に質問すると、当たり前のように「辛いですね」。歯磨き後「まだ1日に吹き足りない口笛」を吹いて寝るらしい。1日これだけ吹いて、まだ吹き足りないのか!
ギマさんは高校3年生の時に、中学時代の担任教師から手紙で紹介された、「全日本口笛音楽コンクール」に出場、見事準グランプリに。更にそこで切符をつかんだ「国際口笛大会」に出場し、チャンピオンに輝いた。その後挫折を経て、今も口笛奏者として活躍している。確かにこれだけ口笛が好きなら然るべき称号だろう。しかし、番組の途中のくだりは本当にコントみたいで大笑いしてしまった。若林の腕をもってしてもツッコミが思いつかないシーンが出てくるなど、歴代の激レアさんの中でもトップクラスの猛者方だった。
(2018年9月24日夜11:15放送)
鯖世 傘晴