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輝かしい人生が一瞬で吹き飛んだ元通産省官僚!後期高齢者の運転免許は原則停止にしたら
週刊文春に、87歳で車を運転して東京・東池袋の大通りで8人の通行人を引き倒し、母子を死亡させた旧通産官僚の飯塚幸三についての記事がある。この男、通産省に入り、技術畑を歩み、約3000人の研究者を抱える工業技術院長になった。どんなに位人臣を極めても、晩年がこれでは、それまでの輝かしい人生が泡となって消えてしまった。
2年前に受けた免許更新では、認知機能検査で問題はないと判定されていたというが、昨年あたりから弱ってきて、年が明けてからは、バックで車庫入れする際に、何度も失敗して妻から指示を受けていたそうだ。私も年を取ってきて分かるが、高齢者の体調は日替わりである。いつも万全というわけにはいかないのだ。
私は、自分が運転しないこともあるが、後期高齢者がハンドルを握るのには反対である。現在のように、簡単な認知機能検査で免許を更新させるのではなく、原則、後期高齢者には免許を更新させない。例外的に、認知機能も身体も衰えがなく、健常者と認めることができた人間だけを更新させたらいい。