2019年 11月 20日 (水)

お笑いコンビ「ミキ」の京都市宣伝ツイートはステマ? 1ツイートで50万円が物議

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   京都市が市の施策PRのため吉本興業に依頼した、お笑いコンビ「ミキ」のツイートが物議を醸している。契約はツイート1 回につき50万円を2回、計100万円を支払うというものだが、「この書き方だと広告だとは思わない」「1ツイート50万円は高すぎる」「税金の無駄遣いだ」などという批判の声がSNSなどで上がっているのだ。

   京都市によると、市が吉本と契約を結んだのは去年(2018年)9月。イベントや広報誌への出演費が200万円、公共交通機関でのPRで120万円、ツイッターのPRが2回分で100万円と総額420万円の契約だった。1か月後の10月には、コンビの2人がそれぞれ2回にわたってツイート。「大好きな京都の町並み!!京都を愛する人なら誰でも、京都市を応援できるんやって!詳しくはここから!」というツイートでは「京都市ふるさと納税」などのハッシュタグのほか、制度を紹介するリンクが張られていた。別のツイートでは京都国際映画祭や市営地下鉄をPRした。

専門家は「完全にアウトです」、ではミキに責任は?

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   市は「ハッシュタグで『京都市盛り上げ隊』や『京都国際映画祭』とある。京都市のリンクも張ってあるし、問題はないと思っていた。隠そうという意図は全くなかった」と話すが...。

   マーケティングについて研究している南山大学経営学部の川北眞紀子教授は「アウトです。このツイートをするために、お金をもらっているということがはっきりと分からないことが問題です」と指摘。このツイートが、広告主との間に金銭のやり取りが発生しているのにも関わらず、広告だと気づかれないように宣伝を行う「ステルスマーケティング(通称ステマ)」に当たると言うのだ。一方で1ツイート50万円という報酬については「『ミキ』の影響力を考えると妥当な金額だし、目的が達成されれば税金の無駄遣いではない」と話す。

   また、SNSの問題に詳しいウェブメディアコンサルタントの落合正和さんも「PRの明記がないからステマと思われてもしかたない」とした上で、「悪質に消費者をだましてやろうというところまでは見えないと感じました。ただ、税金から支払われているというところで、より消費者の怒りを買ってしまった」と話す。

加藤浩次「ミキがかわいそう。吉本の落ち度だ」

   スッキリでは「ハッシュタグ#PRの明記がなかったことが問題だ」ということでまとまった。ただ、ミキの責任については「ミキがかわいそう。指摘しなかった会社(吉本)の落ち度だ」という司会の加藤浩次と「ミキにも責任がある」というロバート・キャンベルの間で意見が分かれた。

   ロバート・キャンベル(東京大学名誉教授)「ツイッターを見慣れている人なら、これがプロモーションだと分かっているはず。でも、個人のアカウントなんだから責任は負わないといけない。プロフェッショナルとして、自分のツイッターで何をやっているかを360度見る責任があります」

   加藤「なるほど、分かりました!ミキ、そういうことだって!」

文   ピノコ | 似顔絵 池田マコト
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