2024年 5月 5日 (日)

マラソン・競歩「札幌開催」に乗じるカジノ北海道誘致!米資本や森トラストが巨額投資

   けさ(11月1日)のスポーツニッポンの1面は「菅野熱愛 野崎萌香」だった。巨人軍の菅野智之(30)がファッションモデルの野崎(29)と真剣交際しているというのだ。NEWSポストセブン(2019年10月31日16:00)のスクープである。野崎が菅野に腕を絡ませて嬉しそうに歩いている写真6枚とともに、このように報じている。

   <2人の交際を知る知人がこう明かす。「菅野さんが腰痛に苦しんでいたとき、支えていたのが野崎さんでした。2人は今年春頃にイベントで出会い、付き合い始めたのは秋くらいのようですが、最近では頻繁に会って彼女が手料理を振る舞ってあげているそうです」>

   今週の週刊ポストは合併号なのに、失礼だが、読みたい記事がなかった。そこで提案。NEWSポストセブンはページビューも好調だそうだから、いっそのこと週刊ポストと女性セブンを合併させた新しい週刊誌を創刊させたらどうだろう。

   さて、マラソンなどの競技を札幌で行うというIOCの提案を、渋々ながら小池都知事は受け入れるようだが、北海道はそろそろ雪が降り始め、道路が凍ってしまうため、マラソンコースの計測ができなくなり、雪解けの3月中旬から新しいコースを決めて計測を始めても、遅すぎるという批判もある。

   この場当たり的な対応は、東京に東京五輪を招致しようと、東京都や安倍首相が「ウソ」を重ねたことが根っこにある。「この時期は温暖で、理想的な気候」「原発事故の汚染水はコントロールされている」「この五輪は被災地を励ます"復興五輪"」

   当時都知事だった猪瀬直樹は、10月30日放送のテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」に生出演して、このことを問われると、「プレゼンテーションなんてそんなものでしょ」といい放ったとLITERA(10月31日付)が報じている。これだけケチがついた東京五輪が、来年、平穏無事に開催できるとは、私には思えない。

   週刊新潮は、この機に乗じて菅官房長官らカジノ推進派が、苫小牧へのカジノ誘致を本格化させると報じている。すでにアメリカの「ハードロックカフェ」を運営する企業が、苫小牧IRに約5000億円を投じることを表明しているという。日本の「森トラスト」もIR候補予定地の隣に広大な土地を所有し、投資額を2500億円まで拡大する方針を発表したそうだ。

眞子さまにおススメしたい縁談―ネットが騒ぐブルネイのイケメン王子!茶会でも話弾んだらしい

   「即位礼正殿の儀」や「饗宴の儀」は終わったが、週刊誌にいくつかの話題を提供したようである。週刊新潮は、皇室とつながりの深いブルネイ国王の四男・マーティン王子(28)のイケメンぶりが際立っていたと報じている。

   先月23日(2019年10月)には両陛下が王族方を赤坂御所に招いて茶会を催したが、マーティン王子も出席し、秋篠宮眞子さんと会話が弾んだという。すると早速、ネットでは、「(小室さんでなく)あのような方に熱をあげてほしかった」「眞子様 視野に入れてみてはどうか」というコメントが寄せられたというのだ。

   週刊文春は、十二単に身を包んだ雅子さんの堂々とした立ち居振る舞いが賞賛されたと報じている。その一方で、安倍首相夫人の昭恵の「ミニスカ姿」に、「マナー違反」だとの声が上がったという。服のデザインを担当したツグエダユキエによると、「丈はひざが丁度隠れるくらいなのでデイドレスとしてはマナー違反になりません」と答えている。一人だけ浮いていたのは間違いないが、これも"お騒がせ"ファーストレディが目論んだことかもしれない。

   週刊新潮で、三船美佳と結婚・離婚した歌手の高橋ジョージが、別離後5年にして、ようやく14歳になったひとり娘と再会を果たした時のことを語っている。<「最後に会った時は『パパ』と呼ばれていましたが、この時は『あんた』でした。日頃ママが苦労しているのにお前はよく顔を出せたなって言いたげな表情。無論、私と打ち解ける気なんてさらさらありませんでした」>

   親権の問題は、離婚した後も元夫婦を苦しめる。日本の場合、離婚後、親権はどちらかの親が持つ「単独親権」制度が100年以上も続いてきている。子どもに会えない辛さから精神を病んでしまったり、苦悩のあまり自殺するケースもある。英米のように、離婚後も両方の親が親権を持ち、子育てを分担する「共同親権」の導入が叫ばれているという。

   私は高橋のこの言葉に大きく頷く。<「正直、一人の奥さんと添い遂げる人は立派だけど、これからの時代は、それをスタンダードにしちゃいけないよな、と思います。(中略)夫婦ってもともと他人ですよ。それはなかなか難しいことじゃないかな、と思う」>

   今度結婚すれば3回目になると高橋はいう。実に羨ましい。

錦織圭ついに結婚!交際中の観月あこ誕生パーティーで宣言

   山梨県道志村の椿荘オートキャンプ場で、千葉県成田市の小学1年生・小倉美咲ちゃんが行方不明になって40日以上になる。地元の消防団や自衛隊員、延べ1700人で捜索したが、いまだに手がかりさえも見つかっていない。

   両親の嘆きは大変なものだろうが、そこに、心無いSNSへの書き込みがあると、週刊新潮が報じている。「(会見で)泣いているのに涙が出ない不具合発生」「父親の顔出しNGインタビュー。別居してる?」。さらには、キャンプ参加者が誰一人メディアに登場していない、美咲ちゃんはキャンプ場に行っていないのではないか、犯人は母親ではないかという、まったく根拠のないバッシングまであるというのだ。

   まるで「神隠し」に遭ったかのような今回の行方不明事件。美咲ちゃんの無事を祈りたい。

   週刊文春は、女優の山本美月(28)と俳優の瀬戸康史(31)が親密交際していると報じている。10月25日(2019年)、渋谷区のとあるカフェで、各々タブレットにペンを走らせている姿があったという。ともにアーティストとしての顔も持つそうだ。

   週刊文春は、それ以前にも、山本の自宅マンションに瀬戸が来て、彼女のマンションに入る姿をとらえている。2人は今年4月に放映された「パーフェクトワールド」(フジテレビ系)で2度目の共演を果たしているそうだ。

   フライデーは、テニス界の貴公子・錦織圭(29)が、かねてから交際していたモデルの観月あこ(28)と結婚すると報じている。10月15日に開かれた観月の誕生パーティに錦織がサプライズ登場して、そこで、「実は・・・結婚することになりました」と発表したというのである。

   錦織の試合にはいつも一緒だった観月だが、このところ姿が見えないようだったが、自宅で料理と英会話の勉強に励んでいるという。錦織の成績が振るわないのは彼女のせいだとまで書かれた観月だが、これからは落ち着いて錦織の世話ができるだろう。錦織は右ヒジの手術をしてリハビリに専念しているそうだが、彼女のためにも活躍しなければ。

城南信金・吉原毅顧問に納得!「年功序列や終身雇用には、間違いなくメリットがあります」

   週刊現代から2本。最近、日本人が中国で逮捕され、有罪になるケースが増えている。9月中旬(2019年)に滞在先の北京のホテルで、北海道大学の岩谷將教授が中国当局に拘束されてしまった。中国近現代史研究の若きホープとして期待される逸材だという岩谷教授は、この9月から2年間の研究休暇をとっていて、中国社会科学院の招待で訪中していたのだ。

   このことは9月18日の産経新聞電子版が第一報を流した。10月23日、安倍首相は王岐山副主席との会談で、岩谷教授を早急に釈放するよう要求したが、ウンとはいわなかった。

   どのようなことで拘禁されたのか。ある教授は、中国共産党の「正義」の歴史がひっくり返る重要な資料を、岩谷教授が手に入れたのではないのか、それは「三反五反運動」ではないかと推測する。三反五反運動とは、1949年に毛沢東率いる中国共産党が中国を統一した後、中国国内の資本家階級を社会主義経済に従わせていった運動だ。この運動で383万人が厳しい拷問を受け、20万人以上が自殺に追い込まれたという。

   その資料を、中国の良心的な研究者が岩谷に託したのではないかというのである。それを絶対阻止したい中国政府が拘束したのか。ありそうな話ではある。

   もう一本は、ユニクロの柳井正社長(70)が「日経ビジネス」(10月14日号)のインタビューで話した内容に、批判の声が上がっているという話である。

   <件の記事は「このままでは日本は滅びる」と銘打たれ、柳井社長が徹頭徹尾、日本の行く末を憂いている。曰く、「日本は企業が成長しないまま、意味のない年功序列や終身雇用だけが残っている」「老人が引っ張っている会社ばかりが目につく。サラリーマンがたらい回しで経営者を務めるような会社が成長するわけがない」「そもそも、みんなと一緒にやるという横並び意識が強すぎる」

   かように、日本社会に対して大批判を繰り広げているのだ>(週刊現代)

   それに対して、城南信用金庫顧問の吉原毅はこう反論する。<「年功序列や終身雇用には、間違いなくメリットがあります。年次とともに右肩上がりで昇給していったほうが、社員も先を見通せるし、安心して生活を送ることができるでしょう。それが結果として、目の前の仕事に集中し、全力を注ぐことにも繋がる。いい循環が生まれるんです。

   サラリーマンは、入社してから家庭を持ち、家族が増えるケースがほとんどです。それに伴って、ライフサイクルに応じた報酬を受け取る。これは人間が社会生活を送る上で、必要不可欠です。どのような時代であっても、働く人の人生にきちんと寄り添った制度ならば、それは肯定すべきでしょう」>

   また、公務員を減らせという主張には、<「彼は国会議員や地方議員も減らせと主張しています。ですが、農業問題に科学技術、金融問題など、各分野に詳しい人材がいるからこそ、新たな法律が出来る。会社のリストラのように数を減らせ、というのはいささか無理があります。

   多様な人材を切り捨ててしまうことが、結果として日本社会の不利益に繋がる面は否定できません」(社会工学者で京都大学教授の藤井聡)>

   週刊現代はこうまとめる。<日本はいま7人に1人が貧困にあえぐ「超格差社会」。二極化が進むあまり、国が歪な形になり果てている。同時に国際的な競争力も加速度的に落ち込み、沈んでいくのを待っているかのような状況だ。それだけに、今回の柳井社長の「警告」には大きな意味がある>

   意味があるのはわかるが、勝ち残っている強者のいい分ではないかと思うのは、私の僻みだろう。

   美しすぎるオバアチャン・八千草薫が亡くなった。享年88。彼女の生き方のモットーは、中国語の「馬馬虎虎(まあまあふうふう)」だったという。略奪愛した夫、映画監督の谷口千吉(故人)が、日本語では「いい加減」という意味で、君はこういうふうに生きてみたらと教えてくれたという。人間万事、まあ、いいか。いい言葉だ。(文中一部敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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