2019年 11月 17日 (日)

死せる渥美清、土ドラを走らせる。石丸幹二の『御前様』に大爆笑
<土曜ドラマ 少年寅次郎 第1回~第2回>(NHK総合)

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   第1回を見た時にひっくり返って笑った。あの「寅さん」の誕生と少年時代を描いているのだが、グウタラ車平造(毎熊克哉)が女郎に産ませた子が寅さんで、「くるまや」の店先に手紙付きで捨てられていた子だった。何が可笑しかったかと言えば、柴又帝釈天の『御前様』を演じているのがミュージカル歌手の石丸幹二だったから。爆笑したよ。寅次郎の名付け親だが、映画では笠智衆の当たり役、石丸幹二とは誰が考えたのか。そういえば石丸は端正なルックスで悪くないけど、73分けの黒々としたヘアーが御前様らしくない。
   なさぬ仲のかあちゃんは岡田恵和脚本に重用される井上真央。映画で注目株の毎熊克哉は朝ドラで出てきたころの野村萬斎に似ていて、線が細くて生活力のなさそうな父親にはいいかも。くにゃくにゃしていて掴みどころがない。筆者には彼の価値はまだよくわからないが、復員後の精神を病んだ複雑な役どころと格闘中である。
   いかにも後の「フーテンの寅さん」渥美清を彷彿とさせるデブ体形に極細の目の子役少年が、元気印だが、捨て子という運命を背負った「泣きの山田洋次」らしい世界を飛び回っている面白さ。
   筆者の仕事上の付き合いがあった編集者が葛飾柴又生まれの青年で、会社の中で大出世した。「寅さん」は大架空の人物なのに、生誕地が物凄い観光名所になって、日本経済の貢献者。このドラマも出来がいいから、亡き渥美清の後光は何時まで続くのやら、である。(放送2019年10月26日21時~)

(黄蘭)

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