無期懲役に万歳三唱の「新幹線殺傷」小島一朗!彼にとって心休まり過ごしやすいのは家庭や社会より少年院や刑務所
豪放伝説の面影なかった晩年の梅宮辰夫・・・娘アンナに翻弄されて豪邸売ったり、見舞いも来ないがん療養生活
男といえば、映画「不良番長」や「仁義なき戦い」で知られる梅宮辰夫が先日亡くなった。享年81。週刊新潮と週刊文春が追悼特集をやっている。週刊新潮のほうは、梅宮がこれまで語ってきたものをまとめたものだ。石原裕次郎や鶴田浩二、菅原文太らの思い出から、銀座で浴びるほど飲んで遊んだ話、勝新太郎から「女房の玉緒がお前のファンだとうるさいから、1回寝てやってくれ」といわれた話、6回のがんの話など、痛快な梅宮の思い出が詰まっている。
週刊文春は少し違う。豪快だった梅宮だったが、晩年はカネがなくなり、渋谷区松濤の瀟洒なマンションまで手放したと書いている。梅宮はプレイボーイの名をほしいままにしていたが、娘が生まれてからは、銀座へも行かず、仕事が終わると家にまっすぐ帰る良きパパだったという。
親の心子知らず。18歳でモデルとしてデビューしたアンナは、11歳上の羽賀研二と親しく付き合うようになる。羽賀は後に詐欺と恐喝未遂で服役することになるが、その羽賀に3億円の借金があることが発覚する。アンナは余計に燃え上がり、自分の稼ぎも羽賀に貢いだのだ。
羽賀の借金は膨らみ、梅宮も2000万円融資したという。羽賀の次は2歳年上の会社社長と「できちゃった婚」をするが、この社長が偽物で、違法カジノのスタッフ上がりで、プータローだったため、2年で離婚。最近も、妻子ある企業経営者と不倫関係になるなど、男を見る目はまったくないようだ。
アンナは仕事もいい加減で、最近ではテレビショッピングなどに出ているが、浪費癖が治らず、梅宮がカネを振り込むということもあったという。ついに松濤の家を売り、神奈川県舞鶴町の別荘に移り住んだ。そして、前立腺がん、尿管がんの手術を受け、入退院を繰り返していた。アンナは10日に1度ぐらいしか見舞いに来なかったそうだ。
梅宮は最後まで、「娘と孫が心配だ」といっていたという。父親って大変なんだ。お疲れ様でした。(文中敬称略)