イランと戦争したくないのに引くに引けなくなったトランプ!大統領再選かけて大バクチ
2020.01.09 15:31
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世界は大迷惑!原油は高騰、株は下落
NHKテヘラン支局の戸川武支局長は、「イランには外交も大きな手段になります。今回の報復でも、事前にイラクに説明していました」と伝える。イランは「ウランの濃縮活動を強化する」と表明し、司令官殺害が口実を作った形だが、政府レベルでは本気ではないという。イラン国内では昨年(2019年)から反政府デモが頻発しているが、今回のことでナショナリズムが高まっても、一過性とみるべきだともいう。なんともややこしい。
トランプにしても、側近とは一枚岩ではない。シリア、イラクからの兵力削減に反対したマティス国防長官やボルトン補佐官を解任している。「トランプは選挙だけ。ビジョンがあるわけではない」(渡部氏)
にもかかわらず、否応なしに世界が引きずり込まれる。株安や原油高。日本政府の自衛隊派遣の閣議決定も、現地の状況次第では吹っ飛ぶかもしれない。
*NHKクローズアップ現代+(2020年1月8日放送「中東緊迫 どうなる今後」)