2024年 4月 20日 (土)

緊急事態宣言で対象地域は学校も塾も一斉に休校に「教育格差」が全国に広がる

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   新型コロナウイルスは教育現場にも大きな影響を与えている。緊急事態宣言により、対象地域の学校は再開から一転、再び休校することになる。昨日(2020年4月6日)、東京都葛飾区の小学校では入学式が行われたが、校長先生が「明日から学校に来て勉強することができないのです」と話す異例の式となった。

   司会の立川志らく「私は状況が変わっていなければ学校再開しても行かせません」

自宅でちゃんと勉強する子と遊ぶ子の差も広がる

   東京都では、学校だけではなく塾にも休校要請を出すが、専門家はこの状況に危機感をつのらせる。教育評論家の石川幸夫さんは「塾もだめ、学校もだめとなると自習しかないが、学校で学ぶこととの教育格差は大きい。緊急事態宣言対象地域とそれ以外の地域の間で格差が生まれ、子どもたちはかなり厳しい状況に追い込まれる」と語る。

   年度内にカリキュラムを終えるには、休校は一カ月が限界。長引けば受験に影響するが、追加授業は教師の労働問題に発展する。

   グッとラックでは都内の学習塾を取材したが、子どもたちからは「中2の最後の方が終わっていない。3年生の最初の方も始まっていない。今やっている人とやっていない人の差が大きい」という不安の声が。

   受験生の親も「これまでは塾に通えたので、3年生の授業を学校より早くやってもらっているが、塾の授業が受けられなくなるのは不安だ」と語る。

   授業のインターネット配信を決めた塾もある。東京都荒川区の植田塾では、ライブ配信は検証済みで、近日インターネット授業を開始する予定だ。

   鴻上尚史(作家・演出家)「ネット授業は受けられる家庭とそうでない家庭で格差がでる」

   野口健(アルピニスト)「中国は瞬間的にオンライン授業に切り替えたが、準備をしていたのだろう」

   木嶋真優(ヴァイオリニスト)「まず命を守って、受験の時期をずらすことはできないのか」

   国山ハセン(TBSアナウンサー)「みんな休むならいいが、受験を控えている。教育格差をどう埋めるのか」

文・みっちゃん

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