2024年 4月 24日 (水)

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死んだわが子に会うVR――アバターの娘とおしゃべりしながらバースデーケーキに火をつける母親に涙出た

   あなたは、亡くなった自分の子供にVR(バーチャル・リアリティー)の世界でなら会える、といわれたらどうするだろうか。韓国のMBCが、2016年に病気で亡くなった幼い娘とVRで再会を果たした母親の姿をドキュメンタリーにして、『ミーティング・ユー』として放映され、話題になったとニューズウイークが報じている。

   そのビデオクリップはYouTubeでも見られ、2000万回以上再生されている。私も見てみた。生存していた時の娘の映像や写真も出ている。VRに出て来る娘はそっくりとまではいかないがよく似ている。あまりリアル過ぎてもよくないと、このドキュメンタリーの監督がいってる。

   娘と出逢い、話をかわし、バースデーケーキのロウソクに火をつける。母親が、娘と会えたらどんなことを望んでいるのかを何度も話をし、つくり上げていったそうだ。私は単純だから、見ていて涙したが、死者をアバターとしてよみがえらせる倫理的な問題や、個人情報の収集と処理についてなど、意外に批判的な反応が多かったという。

   私だったら、2年前に亡くなった愛犬にもう一度会ってみたいな。技術の進歩で、こうした試みは増えていくのだろう。だが、VRから出てしまえば、一瞬にして夢になってしまう。それを考えると複雑な心境だが、寝るとき以外は機器を外さないでいれば、ずっとその世界に浸っていられる。最高の、そして最良の現実逃避にツールになるのではないか。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)、『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)、『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、 『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)、『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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