2020年 10月 25日 (日)

NHK『太陽の子』の特攻隊員役の三浦春馬。泣きそうになりながらも振り向かずに母・田中裕子のもとから立ち去る三浦の目の演技が秀逸だった。改めて彼の死を惜しむ

ホットでもアイスでも美味しい。季節にあわせて楽しめる、大正製薬の乳酸菌が入ったごぼう茶。

   コロナに感染し死亡した志村けんは、亡くなってからも彼を惜しむ声が絶えない。

   三浦春馬も死後、惜しむと同時に彼の演技者としての評価が高まっている。

   8月15日(2020年)に放送されたNHK『太陽の子』を見逃してしまったが、19日の深夜にたまたまNHKをつけると、再放送をやっていた。

   特攻隊員役の三浦が身体を壊して一時家に戻り、死ぬために再び戦地へ戻っていくシーン。生きては帰らない、そう覚悟した息子を、母親役の田中裕子が黙って抱くシーンだった。泣きそうになりながらもかろうじて堪え、意を決して振り向かずに立ち去る。三浦の目の演技が秀逸だった。

   改めて、彼の死を惜しむ。8月20日の深夜にも三浦と歌手のJUJUが司会する『世界は欲しいモノにあふれている』をNHKは放送していた。

   イランで生まれたが戦争で両親を失い、日本に来て女優としても活躍するサヘル・ローズが国の料理や国花のバラについて話す中、印象的な場面があった。

   サヘルの求めに応じて三浦が色紙にサインをするのだ。照れながら書いたサインは、サヘルが「ペルシャ文字に見える」といったほど流麗で、彼の感性の良さを感じさせた。

   8月27日が三浦の生前最後の放送になるそうだ。これは見逃せない。

  • 「太陽の子」の三浦春馬(NHKの番組ホームページより)
    「太陽の子」の三浦春馬(NHKの番組ホームページより)
  • 「太陽の子」の三浦春馬(NHKの番組ホームページより)

『半沢直樹』が絶好調だが、続編が遅れたのは堺の所属事務所が、堺に強烈なキャラクター色がつくのを嫌がったからだ

   さて、7年ぶりに続編が放送されている『半沢直樹』(TBS系)が好調である。長い空白期間。銀行員のイメージが当時とは異なり、エリ-トというより斜陽サラリーマン。主役の堺雅人に当時の輝きがないなどの理由で、私は、それほど視聴率をとれないのではないかと思っていたが、脱帽である。

   続編がなかなかできなかったのは、新潮によれば、堺が所属する田辺エージェンシーの意向で、堺に強烈なキャラクター色がつくのを嫌がったそうだ。

   それに、演出を務める福澤克雄監督との間で、演技のことで溝が生まれ、そのための和解に時間がかかったことも、延びた理由だという。

   前回は堺の「倍返し」が流行語にまでなったが、今回は香川照之が放った「施されたら施し返す。恩返しです!」が話題らしいが、私にはピンとこない。

   お次は、男を下げている2人を紹介しよう。1人は吉村洋文大阪府知事。

   「ポビドンヨードを含むうがい薬がコロナに効果がある」と、首長失格発言をして、うがい薬が店頭から消えてしまうという騒動を起こしてしまった。

   さらに、仲のいい『ミヤネ屋』の宮根誠司に、会見の1時間以上前にそのことを漏らしていたと、テリー伊藤に暴露されてしまったのである。

   あわてて、打ち消したが後の祭り。テリーに口止めしたのだろう、その後沈黙したままなのをいいことに、ツイッターで「ネット上での吉村インサイダー疑惑なるものは、名誉毀損になりますので、ツイートやリツイートは削除されるようお願いします。一線を超えるものは、然るべき対応をとります」と、脅しともとれる呟きをしている。

   文春は、吉村の問題発言はこれだけではないと報じている。リニア中央新幹線が静岡県知事の反対で大幅延長の可能性が出てきたとき、「自治権としてやり過ぎ」だと批判したが、「維新が目指す大阪都構想は、地方自治の力を強くする趣旨なので、真逆の発言です」(地元記者)

   また大阪府が重症感染者数で全国最多になっている。その理由を記者から聞かれると、「大阪は、できるだけ早めに気管支切開をして人工呼吸器をつけて命を救う治療を優先している」と会見で話した。

   だが、上昌広・医療ガバナンス研究所理事長は、「人工呼吸器をつける時点で、すでに重症であることを意味するので、理由になっていません」と批判する。政治家としての資質に欠けている吉村府知事に、大阪を任せておいていいのか。東京も同じだが。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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