2024年 4月 20日 (土)

石原さとみにはつらい出来事がたくさんあった。事務所の仲間で大震災の支援活動も一緒にやった芦名星が自殺した。ネガティブになりがちな石原に寄り添い、前に進むきっかけを授けてくれたのが相手の会社員だ。どんな男性なのか、見てみたい

菅が「オフレコ朝食会」を始める。元共同通信の人間を補佐官にし、今度は官邸記者たちをポチ化しようというのだ

   ところで9月29日の朝日新聞一面を見て驚いた。「暮らし変わる秋 10月から、最低賃金引き上げ・NHK値下げ...」大見出し。だが読んでみると、「酒税法の改正で、350ミリリットルあたりでビール(税額77円)が7円減税となり、割安な第3のビール(同28円)は逆に9・8円増税される」というのはいいが、「働く人の最低賃金は10月以降、40県で3~1円引き上げられる。全国の加重平均額は902円と、現在の901円から1円増える」

   おいおい、最低賃金が1円増えても暮らしは変わらないだろう。8時間働いて8円。月20日働いて160円だぜ。すき家の牛丼1杯食べられない。

   最低賃金は少なくとも時給1400円~1500円なくては普通の暮らしはできない。昨年は26円から29円引き上げられ、東京は1013円、神奈川は1011円と、1000円台を超えたのに、今年は1円かよ。朝日新聞はどういう意図があってこの記事を出したのか。

   10月2日と10日に分けて、菅首相が官邸記者クラブに加盟している記者を呼んで、朝食を食べながら「オフレコ懇談会」を催すそうだ。元共同通信の人間を補佐官にし、今度は官邸記者たちをポチ化しようというのだ。

   菅は、日本学術会議が新会員として推薦した中で、過去に政権に批判的だった6人を任命しなかった。菅のやり方は陰険だ。自分にすり寄るマスゴミには手厚くするが、批判する連中に対しては容赦ない。就任早々、こんなことを許していては、取り返しがつかないことになる。オフレコ懇談会にどの社が欠席するのか、注目したい。

三原じゅん子参院議員(本人の公式サイトより)
三原じゅん子参院議員(本人の公式サイトより)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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