2024年 4月 23日 (火)

「テレワーク中にウイルスメールが次々届く」「会社のサーバーが凍結され身代金を要求された」。コロナ禍でリモート化が進む中、隙を狙ったサイバー攻撃が猛威を振るう。国際犯罪集団から被害を防ぐには何が必要か?

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ログイン画面を無防備状態にすると、世界中から侵入者が殺到

   これがどれほど危険か、NHKは都内のセキュリティー会社の協力で実験した。パソコンデータを空(から)にしたままで世界中から見られる状態に設定しネットに接続すると、1分20秒後には外からのアクセスが2回、10分後には10回を超え、2日後は1万3850回に達した。ユーザー名やパスワードの数字・記号の組み合わせを変えていくと侵入されず、単純なものにしたらすぐに侵入された。アクセスが一番多かったのはフィリピンからで、韓国、エスワティニ王国(アフリカ)、ラトビアが続き、30カ国以上にのぼった。脅迫文を分析したセキュリティー会社によると、リモート接続の甘いサーバーが集中的に狙われ、旧ソ連圏諸国からの攻撃の可能性もあったという。

   吉岡准教授は「しっかりしたセキュリティー導入にはコストも時間もかかります。コロナ禍、それほどコストをかけられない企業が多いのではないか」「テレワークは有効な技術ですが、攻撃側にも便利なもので、リスクを認識しておかない」と強調する。新しい働き方につけこむ、新しい脅威。備えなければならない。

NHKクローズアップ現代+(2020年11月12日放送「コロナ禍のサイバー攻撃 危ない! 世界中から狙われる」)

文   あっちゃん
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