2020年 11月 25日 (水)

「女性活躍」のスローガンが色あせている。「男性は仕事、女性は家庭」といった無意識の思い込みが、女性の能力の発揮を妨げているからだ。偏見を打ち破る意識改革の現場に迫る

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   安倍晋三前首相は「2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%にする」と大ぶろしきを広げたが、現状は14・8%に過ぎない。男女平等度を示すジェンダー・ギャップ指数で日本は世界153か国の中で121位と、下から数えたほうが早い。

   日本はなぜ女性の活躍で大きく遅れているのか。クローズアップ現代+は「アンコンシャス・バイアス」(無意識の偏見)に注目した。頭では男女対等と理解していても、無意識の偏見に気付かないことだ。たとえば、「男性は仕事、女性は家庭」という思い込みが少しでもあると、職場でも割り振る仕事や配属に偏りがでてくる。立教大の中原淳教授によると「急速に女性のモチベーションが落ちていきます」。独立行政法人「国立女性教育会館」の調査では、管理職を目指したいという女性は入社後から徐々に減り始め、5年目にはほぼ半分になってしまう。これが指導的地位の女性が少ない理由の一つでもある。

  • 女性が生き生きと働くためには(NHKクローズアップ現代+公式サイトより)
    女性が生き生きと働くためには(NHKクローズアップ現代+公式サイトより)
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頭では男女対等と理解しても、無意識の偏見に気付かない人が多い

   法政大の武石惠美子教授はこう見る。「上司が、この人(女性)に仕事を任せてもいいのか、いつか辞めるのではないかと思っていると、重要な仕事は任されなくなります。そうした日々のちょっとした積み重ねが、10年、20年たっていくと、ものすごく大きな経験の差になっていきます。100の仕事ができる人に、50の仕事しか任せないというのは、会社にとっても人材の無駄使いですね」

   三井住友海上あいおい生命は、全管理職を対象に「アンコンシャス・バイアス」の自己チェックを行っている。体験した管理職は「自分ではもうちょっとフラット(対等の意識)かと思った」と、無意識の偏見に気付かされた。チェックを担当している「チェンジウェーブ」代表の佐々木裕子さんは、「アンコンシャス・バイアスに気づけば、次の日から行動は変えることができるんです」と、まず気づくことが大切だという。

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