2021年 1月 23日 (土)

「共演NG」(テレビ東京)
今期一番の「あざと面白いドラマ」 癪なのは「企画・原作 秋元康」、してやられたと思ううちに、いよいよ最終回

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   正直言ってこのドラマを面白いというのは癪(しゃく)だ。それもこれも、「企画・原作 秋元康」のせい。まったくテレビは「秋元康」をいつまで有難がるのか。とんねるずに始まり、おニャン子クラブにAKBグループ、美空ひばりの「川の流れのように」(の作詞)に、最近では日テレの「あなたの番です」や「リモートで殺される」の企画・原案と、かれこれもう30年以上も秋元康にやられ放題だ。

   この「共演NG」もなにやら面白そうなドラマをやるらしいということで楽しみにしていたのだが......。オープニング、スタッフやキャストのテロップが出るところで、最初に出たのが「企画・原作 秋元康」で、スタート数分でげんなり。秋元康の軍門に下ってなるものか、と思いながら最後まで見たが、やっかいなことにそこそこ面白い。

   脚本・演出は大根仁。主演は中井貴一と鈴木京香。以下、里見浩太朗、リリー・フランキー、橋本じゅん、斎藤工......とテレ東にしては豪華なキャスティングは秋元康の恩恵か?

   ドラマはといえば、恋愛関係のもつれから25年前に破局し、共演NGになっていた実力派俳優と人気女優が、月曜ドラマ「殺したいほど愛してる」というドラマで共演することになり、集まった俳優陣は、元師弟、元アイドル、戦隊モノと2.5次元のキャラかぶりなど、それぞれ共演NGな面々。で、彼らを集めてきたのが、どうやら、黒幕であり、脚本を担当しているショーランナーの市原龍(斎藤工)という設定。

   かつてフジテレビが得意としていたような内幕暴露モノというか、業界モノで、たとえば第5話でのこと。迫田孝也演じるプロデューサーと、岩谷健司演じるドラマ部長の会話はといえば......

プロデューサー「ドラマ全盛の頃とか居たじゃないですか、スタープロデューサーみたいなのが...」

ドラマ部長「それはお台場とか赤坂の話だろ? テレ東だよ、俺たちは。ゲリラ族だよ。ほかの局ではやらない、それこそ、市原龍のようなショーランナーを迎えてドラマをつくるとか、ゲリラにはゲリラの戦い方があるんだよ。もっと胸を張れ、胸を」

   と、まあこんな感じ。

   この回は「モヤさま」でおなじみの田中瞳アナが、架空の情報番組「WBS」の「トレンドたまご」リポーターとして出てきたり、ドラマ内ドラマ「殺したいほど愛してる」も進行したり、とにかく忙しい。純粋なドラマというよりは、コントよりのドラマと言うほうがふさわしいかもしれない。

   中井貴一も鈴木京香もさすがの安定感で、大真面目に演じているところが可笑しい。さらに、前回から、もうひとりの元カレ青木崇高も加わり、嫉妬する中井がカワイイ。

   そして、よく出来ていると思うのが、撮影現場の舞台裏なので、撮影所の裏やセットの裏などがそのまま使われ、セット代が大幅にカットされている点。大道具や小道具が置きっぱなしのほうがかえってリアリティも出るというもの。

   一点気になるのは、斎藤工演じる総合プロデューサーの市原龍役のこと。言わば仕掛け人であり、このドラマにおける秋元康ということになる。そこは斎藤工ではなく、タイムマシン3号の関じゃないと......。

   最後には、パラビオリジナルストーリー「殺したいほど疲れてる!~「共演NG」のホントにNGな舞台裏~」の宣伝をちゃっかりし、そういうとこが実に秋元康的というか抜け目ないところ。だから余計にしてやられた感があり、見ると敗北という気になる。

   全6話。7日の放送が最終回。今期一番の「あざと面白いドラマ」の最後を見届けるのも見届けないのもあなた次第!

   口の悪い友人は、ドラマより、提供のほうが面白いとバッサリ。「キリン」と「サントリー」、ライバル会社が共演していて、その提供読みは必見!

(月曜よる10時~)                 大熊猫

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