2021年 1月 20日 (水)

箱根駅伝の駒沢大学が世紀の「大逆転」 7日にようやく決まったコロナ緊急事態宣言の効果は? 京大・西浦博教授は3月末には約7200人と予測 早くもレイムダックになった菅首相はもう選挙の顔になれない!

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   明けましておめでとうございます。今年も御愛読のほど、お願い申し上げます。

   年初から競馬の話で恐縮だが、私は昔から追い込み馬が好きだ。近代競馬では、先行して直線で抜け出すという無難な勝ち方をする馬が多くなった。

   ヒカルイマイやミスターシービーのように、4角最後方から前にいる馬をごぼう抜きして勝つような馬が少なくなったのは、競馬馬は経済動物、つまり馬主や調教師がそうしたタイプの馬を好まなくなったからである。

   競馬には少なくなったが、今年の箱根駅伝では「大逆転」が起こった。復路の10区、後ゴールまでわずか2キロという地点で、トップを走っていた創価大学のランナーを、駒沢大のランナーが抜き去ったのである。

   10区のスタート時点でトップとの差は3分19秒もあった。往路から見続けてきた私は、創価大の完全優勝を疑わなかった。テレビは点けていたが、他のことをしていた。ゴールまで4、5キロ辺りから創価大のランナーの走りがおかしくなってきた。

   もしやと思ったがゴールまではあとわずか。だが、後ろの駒大のランナーの姿がみるみる大きくなってくる。残り2キロという地点で、創価大のランナーを並ぶ間もなくかわし去った。

   箱根駅伝97年の歴史の中で「10区逆転」は9回しかないという。それもここまで大きな差があったのを逆転したのは初めてだそうだ。創価大には気の毒だが、年の初めに凄いものを見せてもらった。

   文春によれば、創価大は8割が創価学会員だといわれるが、駅伝部の部員の多くは非学会員だそうで、「寮や練習環境も充実しており、選手層の厚い他大より箱根を走れるチャンスがあると、全国から実力のある選手が集まってくる」(ジャーナリスト乙骨正生)という。

   創価大と、復路ですごい追い込みを見せた青学、駒大が、来年の優勝候補ではないか。

遅きに失した緊急事態宣言

   さて、今日(1月7日)、東京で新たに2447人の感染者が出たそうだ。菅首相は今夕、渋々、首都圏4都県に対して8日からの緊急事態宣言を発出するが、遅きに失したといわざるを得ない。

   文春で"8割おじさん"こと西浦博・京都大学大学院医学研究科教授が、政府も東京都も「明らかに判断が遅いと言わざるを得ません」と批判している。彼は、昨年6月、7月中に都内の感染者数が1日100人以上になると予言し、的中させた。

   西浦教授は、このままいくと東京の感染者数が2月末には約3500人、3月末には約7200人になると語っているが、今日の数字を見ると、さらに増えるのではないかと心配になる。

   なぜなら、前回よりも期間も短く、学校の一斉休校もしないなど、緩くなっているからである。西浦教授は、若者の行動を制限しなくては、高齢者の感染拡大は収まらないと指摘し、「コロナに恐怖心を抱かない若者世代の合意をどう取りつけ、彼らの移動をどう食い止めるか」しないと、宣言を出しただけで感染拡大は収まらないとしている。

   さらなる不安材料は、菅首相が専門家会議や西村担当相たちのいうことを聞かず、首相直轄でコロナ対策の判断を行っていることだという。

   菅首相は、緊急事態宣言よりも、特措法成立を優先させたかったといわれる。違反した人間や業者たちに対して厳しい罰則を入れ込むことで、改憲しないで「緊急事態条項の創設」をやってしまおうという腹積もりではないのかと危ぶむ声が出ている。

   ホルガー・シュパマンハーバード教授がいっているように、「前例のない自由の侵害は前例のない透明性を必要とする」(白藤博行専修大学法学部教授=月刊『住民と自治』2020年6月号より)はずである。国民へ十分な説明もしないまま、民主主義を踏みにじる恐れのある特措法を「非常時だから」と、与野党が議論もなく成立させていいはずはない。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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