今日にも森氏の後任に橋本聖子新会長誕生か...気になる森氏との「父娘関係」

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   女性蔑視発言で辞任した五輪組織委員会の森喜朗会長の後任会長候補が2月17日(2021年)、橋本聖子五輪相に一本化された。橋本五輪相は報道陣に「人事にかかわることなので申し上げられない」と明言を避けた。もし橋本大臣が受諾すれば、理事会、評議会を経て、18日4時から予定されている2度目の理事会で新会長に決定する見通しだ。

   橋本五輪相は、前の東京五輪があった1964年生まれで、聖子の聖の字は「聖火」からとられたという、まさに五輪の申し子。1992年のアルベールビル五輪で史上初の冬季五輪での女性メダリストとなる。冬季五輪に4回出場したほか、自転車競技で夏の五輪にも3回、計7回五輪出場している。95年には政界に進出し、08年には外務副大臣も経験した。また、2000年には国会会期中に出産を迎え、これを機に国会議員の産休が制度化された。

   19年に東京オリパラ担当大臣に就任し、組織委員会を訪問した際には、森会長(当時)が「私がお願いして国会に来てもらった。娘みたいな存在」と言うと、橋本大臣は「この世界に導いてくださった父なんです」と話していた。

アスリートに近い存在

   スッキリコメンテーターでJOC評議員の松田丈志は「アスリートに近い存在で、アスリートの気持ちを代弁できる人というイメージがある。ただ、会長を受諾するとなると大臣をやめなければならないので、ハードルは高いと思う。とはいえ、五輪に対する思いが強いので引き受ける可能性もあると思っている。ぜひ国民の皆さんに応援してもらえる形で、開催できるようにしてほしいという思いはある」と話した。

   キャスターの加藤浩次は「わかるねぇ、松田さんの言うこと。協力してやろうという空気は大事と思う」と言う。

   日本テレビ報道局社会部デスクの下川美奈は「すべては橋本さんが受けてくれるかどうかにかかっている。お受けする見通しだとされているが、ネックは過去のちょっとしたスキャンダル」と、ソチ五輪時のキス強要疑惑に触れた。

   タレントのモーリー・ロバートソンは「森会長に近しく、辞任後も森氏が院政を敷くと疑いをもたれる可能性がある。IOCはこの問題を早く収束させたいと思っている。それは人権問題のある北京での五輪開催で批判を受けているからで、それと比べたらジェンダーのほうがマイルドなので、早く収束させたいという意識があるようだ。とはいえ、橋本さんは火消し役としては最適。アスリート最優先で進めてほしい」と話した。

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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