2024年 4月 25日 (木)

「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」お兄ちゃんの「反乱」に共感の声!「遅れて来た反抗期、ナイスですよ」「モコミは人の心がわかるようになり、モノの心がわからなくなった」「あとはお爺ちゃんの謎が楽しみ」

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   小芝風花主演のテレビ朝日系ドラマ「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」の第7話が3月13日(2021年)に放送され、「いい人」だったお兄ちゃんの俊祐(工藤阿須加)がブチ切れて家出する展開に。ネット上では、「お兄ちゃん、大爆発」「遅れてきた反抗期。それでいいのだ」という共感の声があふれた。

  • 家出してクルマの中で寝泊まりしていたお兄ちゃん(テレビ朝日の公式サイトより)
    家出してクルマの中で寝泊まりしていたお兄ちゃん(テレビ朝日の公式サイトより)
  • 家出してクルマの中で寝泊まりしていたお兄ちゃん(テレビ朝日の公式サイトより)

工藤阿須加の父親は偉大な野球選手、自分を重ねて演技?

   物語は、モコミ(小芝風花)は兄・俊祐(工藤阿須加)の本心を知り、衝撃を受ける。子どもの頃から父・伸寛(田辺誠一)も母・千華子(富田靖子)もモコミのことしか見ていないと感じていた。何とか優等生のふりをして妹を助けてきたが、「清水生花店」をモコミの感性でリニューアルされたことでブチ切れた。「いいお兄ちゃん役は、今日で降板させていただいます」と家出し、生花店にも出てこなくなった。モコミは気丈に花屋の仕事を続ける。

   常連客に注文されたフラワーアレンジメントをモコミが作るが、客が望んでいるのは俊祐のオーソドックスなアレンジメントだった。一方、店の車に寝泊まりしていた俊祐を岸田佑矢(加藤清史郎)が見つけ出す。佑矢は、萌子美の奮闘を俊祐に伝えるが、それでも強がる俊祐だが...。モコミは俊祐に似せたアレンジメントを作ろうとして、ある道具に目をつける。しかし、モコミには花や物の気持ちがわかる「特殊能力」が消えていた...という展開だった。

   ネット上では、お兄ちゃんの「爆発」と、遅れてきた「反抗期」に共感の声が殺到した。

   「モコミの『大丈夫?』からのプチンって切れる瞬間の間が絶妙でしたね。工藤阿須加さんも、お父様が偉大な野球選手で監督にまでなられている人だから、自分自身を重ねていた気がします。迫力がある演技でした(笑)」

   「お兄ちゃん爆発。遅れてきた反抗期ですか。いいじゃない。この機能不全家族はこうしてスパークして余計なとこ削ぎ落とした方がいい。被害者意識のお兄ちゃん、欠落しているモコミより俺が上と、妹を下に見ていた。俺の居場所が揺らいだだけではない闇を感じます。ある意味、人としては普通にある感情。モノたちの声が聞こえるブラックなモコミちゃん、モノの声が聞こえなくなりそうですが、都合のいい事しか聞こえる耳ではなく、周囲の人の心の声が聞こえるようになるといいですね」

モノの気持ちがわからなくなったモコミは自立に道に

   「あるあるな登場人物たち。今クールは、軒並みこの時間帯の小作品がイイですね。某局の朝ドラよりもよく出来ているし、何より面白い。お兄ちゃん、子供の時から『お兄ちゃんなんだから』ともろもろ我慢していたのでしょう。言いたい事があっても呑み込んでしまう性格に説得力があります。佑矢との会話が伏線となっています。彼の言うことはある意味正論だけど、誰もがそうは生きられない。礼儀正しく話してはいたが、夢だけで生意気にも一般的な大人の価値観をバッサリ否定していた。お兄ちゃんがイラッとして当然。その辺のバランスを丁寧に作っているのを感じます」

   ところで、「お兄ちゃんの反乱」はあっというまに終わった。

   「お兄ちゃんの反乱あれで終わり? ちょっと家出して、店は仕切り屋の女とモコミでどうにかして、家族はそっとしておこうって。店に戻り、仕切り屋女とも長年の鬱積があれ解消する?なんじゃそれ」

   「お爺ちゃんのあっけらかんとして、ドライなセリフのひとつひとつが印象的だ。『俺は中途半端なんだ』と、お兄ちゃんが自宅に戻り、不貞腐れながら叫んだ時、両親もモコミも『そんなことない』と応対していたが、お爺ちゃんだけは違った。『そうだよ!中途半端なんだよ!』。家族がさっと顔色を変え、兄も顔を歪めたが、お爺ちゃん本音をぶつけた。その言葉の後に続いた言葉は、見せ掛けの愛情とは異なる、血の通ったホンモノだった!」

   「家を出よう!兄が正直に自分を出せるようになった。子供は反抗期や親との葛藤がないと成長できない。優しさと依存しあうぬるま湯で育ってきた人たちにはケンカの経験がない。それが兄とモコミの実態だった。甘えあっていれば、人の痛みもわからない。モコミの家族にはそういった未来の家族のあり方のメッセージが読み取れる。みんな自立して生きていこう。傷ついてこそ一人で生きていこうと思える勇気がわいてくる。モコミにはそれが一番大切なこと。花の声もトミーの声も聞こえなくなったラストはどういう意味なのか?」

お爺ちゃん、本当に教え子と不倫したのかな?

   さて、これからモコミと家族はどうなるのだろうか。

   「モノや植物の言葉が聞こえる一方で、人の気持ちには鈍感だったモコミ。能力が消えたのは、他人と関わる事で、少しずつ人間に心が向いてきたからなのでは。一時的には落ち込むかもだけど、自己肯定感が高めの佑矢くんが一緒なら乗り越えられる気がする。自分の世界が広がったから小さい世界に集中できなくなった。ふと、小さい頃に霊が見えたのに、大人になるにつれ見えなくなった人の話をおもいだしました」

   「お父さんとお母さんがとっても仲良しになってホッコリ。可愛いモコミちゃんとさわやかなゆうやくんにもホッコリ。トミーは投げられてしまって可哀想でした。後はお爺ちゃんだなあ。お爺ちゃんにも何か秘密がありそうですね。教え子と不倫はしていない気がする...」(テレビウォッチ編集部)

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