2024年 4月 26日 (金)

一族の面倒を見る菅首相の"家族愛"の深さ、長男に株を贈与した訳 「森会長はボケているから」と五輪人事仕切る電通幹部

オムロン副社長が突然退任した事情

   また、有名企業の副社長が、W不倫と部下へのパワハラで、退社させられてしまった。

   「オムロン」といえば京都財界の中心会社である。今はヘルスケアだけではなく、IAB(インダストリアルオートメーションビジネス)といわれる工場のオートメ化支援事業が主力だそうだ。

   その「オムロン」の宮永裕副社長(58)が3月22日の人事で、突然退任となったのだ。

   宮永が口汚く部下に浴びせる罵詈雑言がたまらず、優秀なベテラン社員が次々に辞めていっているという。同社の関係者がこう話している。

   「ネチネチと文句を言い始めて、大阪弁で"死ねボケが!""なんで目標が達成できないんや""ここから飛び降りろや""生きる価値ないやろ、お前はハエや"などと罵倒するのです」

   このいい方もひどいが、追い出す決め手になったのは、課長級職員だった40代前半の女子社員とのW不倫だろう。コロナ禍の中でも毎週金曜日の夜は2人してディナーに出掛けていた。新潮は、相合傘で仲良く歩く2人の姿をモノクログラビアに載せている。

   宮永は次期社長候補で、愛人を課長級から4階級特進のマーケティングセンタ長にしようとしていたそうだ。

   現社長の山田義仁は、こうした宮永の行為を知りながら黙認してきたという。同社の関係者は、「退任理由であるパワハラや女性問題は公表されず、自身の責任を免れるために、社長がこれらを隠蔽したと言われているのです」と批判している。

   そうした社内の不満が、新潮に情報を提供することに結び付いたのであろう。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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