マスク会食、実際にしてる人いる? 高橋真麻が調査結果に違和感

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   東京都は昨日12日(2021年4月)、「徹底点検TOKYOサポートチーム」による都内12万軒の飲食店感染対策をチェックするプロジェクトを開始した。「手指消毒」「マスク」「座席の間隔確保」「換気」「コロナ対策リーダー」の5分野を対象に20項目のチェックを行うとともに、店舗の実情に合わせた感染対策アドバイスも行う。

   発足初日の昨日は20人の職員が2人1組で巡回したが、当初250店舗の予定に対し、実際に回れたのは139店舗。さらに36店舗が不在や調査拒否で、点検できたのは103店だった。今後は民間委託や区市町村職員なども活用、200人体制に拡充する予定となっている。

  • マスク会食の実施状況は?
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あらかじめ席にマスクを置く対策をする店も

   チェック項目についてだが、日本感染症学会の水野泰孝医師から「消毒液は目につきやすい場所だけではなく、盲点になるとこにも置かなければいけない」「マスク会食はお客さんへの注意について具体的に提示してほしい」「座席の間隔確保やCO2濃度測定器の置き場所はお店に応じたアドバイスをする必要がある」といった指摘も出ている。

   新宿高層ビルの個室和食店では、座席の間隔をメジャーで測ったり、アクリル板の設置状況を確認したりするなど、間隔確保が重点的にチェックされていた。この店では消毒液を個室ごとに設置しているが、こうした対策は担当者に褒めてもらえたという。

   番組はチェックをまだ受けていない居酒屋も取材した。チェック項目について店主は「(感染対策徹底を宣言できる)レインボーステッカーを作った時のガイドラインとほぼ変わっていない」と印象を語る一方で「1店舗1店舗きちんと見て回ったほうがいい。簡単なチェック項目で『やってますね』で終わらせるような仕事をしてほしくない」とも。

   この店ではあらかじめ席にマスクを置くことでマスク会食を促す取り組みを独自に進めている。

時短以外の要素が出てきた、との指摘も

   司会の加藤浩次「見回りがあることで、お客さんも従おうという意識になればいい」

   前田裕二(実業家)「これまで時短に重きが置かれていたが、それ以外の要素が出てきた。経済と感染対策がつながっていく」

   水野泰孝医師「みなさんが守っていれば時短する必要がない。現場をみてアドバイスするのはいいやり方だが、東京都は感染者も店舗も多く、職員の方は大変」

   前田裕二「莫大なコストをかけて対策するので、効果があったか?という話にならないように」

   ロバート・キャンベル(日本文学研究者)「高層階の高級店、居酒屋とそれぞれの店の規模に合わせてふさわしい処置をアドバイスしている。コロナ対策リーダーはお客さんにわかるようにしたほうがいい」

   一足先にチェックを始めた大阪では、見回りの結果も公表されている。4月5日は217店舗を見回ったが、チェッククリアの割合は間隔確保が79.7%、消毒94.7%、換気91.7%、マスク会食推進86.5%という結果だった。

   高橋真麻(フリーアナウンサー)「パーセンテージはどう出しているんだろう。実際にマスク会食やってる人はいない。納得しにくい」

(みっちゃん)

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