2021年 6月 23日 (水)

会見拒否への制裁、見直す時期? 大坂なおみ「棄権」に「スッキリ」で論議

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   テニスの全仏オープンで記者会見を拒否した大坂なおみ選手が日本時間のきょう1日未明(2021年6月)、2回戦への出場を棄権することをSNSで明らかにした。

   午前3時ころに更新されたSNSによると、「みなさん、今の状況は、私が数日前に投稿したときに想像し、意図したものではありません。大会、ほかの選手、私の心身の健康にとって最善のことは、パリで行われている大会から、私が退き、みんなが試合に集中できるようにすることです」。

   さらに、「2018年の全米オープン(日本人で初優勝)以来、うつ状態に苦しみ、つらい時を過ごしてきました。このパリでも私はすでに不安だったので、自分自身のケアに努め、会見をやめることを決めました。ルールの一部は本当に時代遅れだと思い、それを強調したかったので、先に発表しました」。

  • テニス大会と記者会見の関係に注目が集まっている
    テニス大会と記者会見の関係に注目が集まっている
  • テニス大会と記者会見の関係に注目が集まっている

加藤浩次「契約がもし、間違っているのなら、変えればいい」

   大坂選手は1回戦をストレート勝ち、コートでのインタビューには応えたが、その後の記者会見には応じず、大会側はルール違反だとして約165万円の罰金を科すると表明した。

   大坂選手は大会前から「これまで何度もアスリートの心の健康に配慮がないと感じていた」と明かし、「試合後の記者会見を拒否する」としていた。

   大坂選手はSNSでさらに語った。「私を知っている人ならだれでも私が内向的であることを知っているでしょうし、試合で私を見た人なら、不安を和らげるためヘッドホンをしていることに気づくでしょう。私は人前で自然に話せず、世界中のメディアの前で話すときは、大きな不安を感じてしまうのです。メディアと向き合い、できる限り最良の言葉で答えようとするとき、緊張しストレスを感じていました」

   最後に、大坂選手は「今後」について、「私はしばらくコートから離れますが、適切な時が来たら、選手、メディア、ファンのために、よりよい方法について大会側と話し合いたい」。

   これに対し、大会側は、「棄権を残念に思う。来年のトーナメントで会えることを楽しみにしている」とした。

   MCの加藤浩次「契約がもし、間違っているのなら、変えればいい。負けた選手も記者会見を強要されるということを、スポンサー側も望んでないと思う。話し合いの余地はある」

   元テニスプレーヤーの杉山愛さん(元ダブルス世界ランキング1位)は、「彼女は、コート上でのダイナミックなプレーに反して、自分をさらけ出すことを好まない人です。繊細で優しくて。そこまでストレスを感じていたんだということが、ここまで行動に移さないと皆に分かってもらえなかった。これまでは、勝っても負けてもメディア側のリクエストがあれば答えなくてはいけないというのが当たり前だった。人によっては、ここまで苦痛を感じる、個人差がすごくある、ことを考えなくてはいけない。大会側が、拒否したら罰金、失格、出場停止と言うのも、ベストな方法ではないな、と思いました」

   コメンテーターのロバート・キャンベル(日本文学研究者)「うつは本人の意思とは関係なく発症するものです。大坂選手は、クレーコートが苦手で、常に不安を覚えていた。社交的な不安症を抱えているわけですから、細やかに、大会側と話を進めて、対立関係でなく、いい形で応援できる形を整えて行くことが大事。うつ状態になって2年間も活動中止になった選手もいます。もう少し広く見て対応する時期です」

(栄)

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