2024年 4月 25日 (木)

緊急事態宣言と東京五輪開催、スッキリ取材に「矛盾している」「バカにするな」と街の声!

   新型コロナをめぐり、政府はきのう8日(2021年7月)、東京都に4度目の緊急事態宣言を出すことを決めた。また、宣言下で行われる東京五輪については、東京・埼玉・千葉・神奈川の各会場は無観客とすることが決まった。きょう9日の「スッキリ」は、矛盾を指摘する街の声や飲食店の反応に焦点を当てた。

   番組が街で取材した人々は、「言ってることとやってることが矛盾している」「ROCK IN JAPANは中止になった。こっちのイベントは良くてこっちのイベントは悪いというのは、すごい中途半端、矛盾だなと感じる」「対策しているところもしていないところも、同じ政策。だったら、あの(東京都の虹の)ステッカーは一体何だったのか。どんどん矛盾が見えてきた」と一様に「矛盾」という言葉を口にしていた。

  • 4度目の緊急事態宣言に人の動きはどうなるのか
    4度目の緊急事態宣言に人の動きはどうなるのか
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スタジオには居酒屋オーナーも登場、不満ぶちまける

   コロナ禍で各局のワイドショーですっかりお馴染みとなった居酒屋「やきとんユカちゃん」の藤嶋由香さんは、番組の取材に対し、「バカにするなという思いがある。お酒しか対策方法がないなら、販売自体をやめるべき。飲食店だけを締め付けて『対策してますよ』という海外へのアピールにしか見えない」と正論をぶちまけていた。菅義偉首相がきのう8日の会見で胸を張った「協力金の先渡し」についても、「5カ月前のものもいただいていないのに、できるはずがない」とバッサリ。「何とか守ってほしいからと、場当たり的な言葉ばかり」と怒りが収まらない様子だった。

   スタジオには居酒屋「根室食堂」の平山徳治オーナーが登場し、「これまで政府の要請はすべて守ってきたが、もう月末の家賃が払えない状態になってきた。給付金の額を上げてほしいということだけではなく、政策の打ち出し方もなるべく早く、しょっちゅう変わらないものにしてほしい」と訴えていた。

   今回の緊急事態宣言では、ルールを守らない飲食店と取り引きしないよう酒の販売業者に求める新たな措置が盛り込まれた。まるで、資金を凍結されたことによって発行停止に追い込まれた香港の「リンゴ日報」を見るようだが、番組ではサラリと触れただけだった。

   「イベントや文化祭、修学旅行など学校行事の中止も多くなる。なぜ五輪だけが許されるのか」という記者からの質問に真正面から答えない菅首相の会見についても、スタジオでのコメントはなし。あれほど東京五輪の無観客化を訴えていたMCの加藤浩次は、平山オーナーの話を時間内に収めるのに精いっぱいで、五輪については時間切れ。消化不良感が否めなかった。

(キャンディ)

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