2024年 5月 5日 (日)

10~11月にコロナ規制を緩和? 谷原章介「かえって、先が見えなくなった気が」

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   「めざまし8」の「ニュースHOTワードランキング」コーナーで、「宣言下の酒提供容認 10~11月想定」というけさ3日(2021年9月)の毎日新聞記事を取り上げた。新型コロナウイルス緊急事態宣言の解除に向けて、政府がまとめたロードマップの原案だという。

   情報キャスターの小野寺結衣が記事を紹介した。「第三者認証を受けた飲食店は、ワクチン接種済みやPCR検査などで陰性のグループは、人数制限を緩和・撤廃するというものです。ワクチン接種がおおむね完了する10月から11月頃にこうした行動制限を縮小・緩和するとしています」

  • コロナ規制の緩和案が注目されている
    コロナ規制の緩和案が注目されている
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「選挙対策」指摘も

   2回のワクチン接種を完了していたり、検査で陰性だったりすれば酒が提供され、遅くまで飲めるということなのか。スペシャルキャスターのカズレーザー(お笑いタレント)は首をひねる。「でも、同じ店の中で、接種している人としてない人の判別ってどうやるんだろう。店側が断ったりできるのかな。ワクチン接種を拒否している人もいるわけだし」

   緩和策では、このほかにも「イベントはマスク着用や大声を抑制したうえで、人数制限を緩和し、ワクチン接種の観客限定なら、さらに緩和するということです。接種済みなら、県境をまたぐ移動も対象外となります。GoToトラベルの実施も検討されていて、学校では部活・課外活動も可能になります」(小野寺)

   総合解説の風間晋(フジテレビ解説委員)が政府の狙いを一刀両断にした。「ああ、僕は総選挙対策だなと思いました。与党はコロナで批判を受けてますから、与党候補者は有権者を前に、『ちゃんとやってます』と答えられないと、選挙戦は非常に厳しいですからね」

   飲食店や観光・レジャー業界は自民党の大きな票田である。しかし、繰り返される緊急事態宣言で「自民離れ」が起きていて、総選挙では投票所に足を運ばないのではないかという指摘もある。緩和策はその対策というわけだが、これに続いて、投票日までには『大盤振る舞い』『ばらまき』が乱発されるかもしれない。

   司会の谷原章介「ぼくが考えたのは、10~11月には緩和ということは、『ああ、9月12日で解除にならないんだな』ということでした。かえって、先が見えなくなった気がします」

   新型コロナ緊急事態宣言中に、衆議院空っぽという国政緊急事態が重なるわけで、まずは臨時国会を召集して、選挙期間中のコロナ対策をどうするかを議論すべきなんじゃないか。

(カズキ)

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