バイきんぐ小峠の審査コメントに納得 キングオブコント審査員一新は「正解」

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   <お笑いの日2021(TBS系)2021年10月2日> 8時間の生放送でどっぷりお笑い漬け。昨年の成功(!?)に味をしめての放送だ。総合司会はダウンタウン。今回は、「お笑いミクスチャーフェス」「賞金奪い合いネタバトル ソウドリ~」「ザ・ベストワン」「カーネクスト キングオブコント2021」の4部制。

   目玉はもちろん19時からの「キングオブコント2021」。今年で14回目を迎え、今回から松本人志以外の審査員が一新され、新しい審査員は各コーナーで1人ずつ発表されるというお楽しみもあり。

  • 小峠英二さん(2016年撮影)
    小峠英二さん(2016年撮影)
  • 小峠英二さん(2016年撮影)

優勝は空気階段

   そのメンバーは、松本以下、山内健司(かまいたち)、小峠英二(バイきんぐ)、秋山竜次(ロバート)、飯塚悟志(東京03)。歴代チャンピオンから選ばれていたのは良かった。この手の番組はネタを見せるほうはもちろんだが、実は審査するほうも見られていて、ひとりだけ点数が違ったりすると、その人のセンスが疑われることにもなりかねない。演者以上に、審査員も緊張するのだ。そういう意味では今回の審査員は点数も選評も納得いくもので、新しくしたのは正解だったのでは。特に、小峠は採点も選評もかなり納得がいくもので、なるほどバイきんぐのコントが面白いはずだ。

   毎回、思うのは、トップバッターの点数が探り探りで、どうしても低めになること。今回の蛙亭もよかったと思うが、高得点には至らなかった。1本目のネタが面白かっただけに、2本目も見たかった。採点法、なんとかならないものか。

   優勝は空気階段。TBSラジオ「空気階段の踊り場」のヘビーリスナーだったので嬉しい。鈴木もぐらはクズ芸人としても有名だが、相方の水川かたまりが実は慶応義塾大学に入学したものの友達が出来ずにつまらなくて3カ月で中退。昨年、結婚するもわずか11カ月で離婚と、なかなか闇の深そうな人で興味深い。

   ちなみに、かたまりが流行らそうとしているギャグ「サイコゥサイコゥサイコゥ」は、浅草の夫婦漫才新山ひでや・やすこがずっとやっていた持ちギャグなので、そのことはいずれ、「ナイツ」の塙宣之あたりにいじって貰いたい。なにはともあれ、おめでたい!

(大熊猫)

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