急停車した新幹線車内、停止したエレベーター内...視聴者提供のリアルタイム映像が生々しい

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   首都圏を襲ったきのう7日(2021年10月)の震度5強の地震は、発生が午後10時40分すぎとあって、帰宅途中の人々らが大きな影響を受けた。きょう8日の「めざまし8」では、そんな地震の影響をリアルタイムでとらえた映像を数々放映したのだが、その多くが視聴者からの提供映像だった。

  • 危険を顧みず撮影した人も(写真はイメージ)
    危険を顧みず撮影した人も(写真はイメージ)
  • 危険を顧みず撮影した人も(写真はイメージ)

草加市では民家から炎が...

   番組取材班も地震発生後にただちに街に繰り出してあちこちを取材したのだが、より臨場感たっぷりだったのは、視聴者がスマホなどで撮影した映像だ。

   東京・足立区のディスカウントストアでは、地震直後に棚が横倒しとなり、商品が床に散乱。撮影した男性は、番組の取材に「急に横揺れが来て、棚ごと横に倒れていた」と話していた。

   東京・霞が関の首都高では、道路脇の街灯が大きく横に揺れ、表参道や葛飾などのマンホールからは水が勢いよくあふれ出していた。埼玉・越谷市のショッピングセンターでは、水道設備のトラブルとみられる大量の水が天井から滴り落ち、埼玉・草加市では民家から炎が上がっていた。これらもすべて、視聴者から提供された映像だった。

   地震直後に停車した北陸新幹線で、真っ暗な車内の写真を提供した男性は「緊急地震速報がスマホで流れたのとほぼ同時に、車内の暗くなって非常照明だけになった」。東京・足立で先頭車両が脱輪・脱線した日暮里・舎人ライナーに乗り合わせたとみられる視聴者からも、線路を歩いて避難する様子の映像が寄せられた。

   地震の影響で水が茶色く濁った様子をわかりやすく伝えるため、白い器の上から数秒間水を流す映像を撮影した人もいた。エレベーターに乗った直後に地震が発生し、閉じ込められてしまった男性は、「6」のまま動かない階数表示などエレベーター内の様子を写真で撮影。「非常ボタンみたいなものを押しても全然つながらなくて」と番組の取材に話していたのだが、身の危険が迫っていても、まずはスマホを取り出して撮影しようという"根性"に感心させられた。

(キャンディ)

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