2024年 4月 25日 (木)

羽生結弦の4A挑戦 橋本五郎「皆さんのためという使命感」

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   22日-26日(2021年12月)にさいたまスーパーアリーナで行われたフィギアスケート全日本選手権。27日の「スッキリ」は、男子シングルでは足首のケガで8カ月間実戦から離れていた羽生結弦選手の4回転アクセル初挑戦を詳報した。

   羽生選手は26日に行われた男子シングルフリーでプログラム前半に4回転アクセルに挑戦。回転不足から両足での着氷となり成功とはみなされなかったが、その後は4回転を含むジャンプを次々と成功させ、SPとの合計得点で322.36点と圧勝。羽生選手は宇野昌磨選手、鍵山優真選手らとともに北京五輪代表に決定した。

  • 羽生結弦選手
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加藤浩次「すごいなあ」

   4回転アクセルは、世界でまだ誰も成功していない大技。羽生選手は2018年の平昌五輪で2連覇を達成した後、「取るものは取ったし、やるべきこともやったと思う。あとは目標をかなえてあげる。僕の恩師である都築先生の言葉『アクセルは王様のジャンプだ』。そのアクセルジャンプを得意として大好きでいられることに感謝しながら4回転アクセルを目指したい」と語っていた。今回の全日本選手権では「みなさんが僕にしかできないと言ってくださるのであれば、全うするのが使命。前半、入り方でアクセル入れる形にしたい」と4回転アクセルにチャレンジを表明していた。

   代表決定後、羽生選手は会見で「僕にとってはあまり考えていなかったオリンピックです。ただ、ここに来るまでの過程、支えてくださった方々への思いを含めて出ることを決定しました。そして全日本で勝ち取りました。3連覇に挑める権利を有しているのは僕しかいない」と五輪出場への思いを語るとともに、「4回転アクセルのこだわりを捨てて勝ちに行くのであれば、他の選択肢もいろいろあると思います。ただ、北京五輪を目指すと決めた背景には4回転アクセルを決めたいという思いが一番強くある。出るからには勝ちをしっかりとつかみとってこられるように。今回のようなアクセルではなく、ちゃんと武器として4回転半を携えていけるように頑張っていきます」と4回転アクセルへの意気込みを語った。

   司会の加藤浩次「五輪3連覇目指すのに、4回転アクセルをやると明言している。今回の全日本にバチーンとアジャストしてくる。すごいなあ」

   小澤征悦(俳優)「リアルタイムで観てましたが、惜しかったな。それ以外の演技は圧巻。早すぎて4回転が3回転に見えるくらいすごかった」

   加藤浩次「4回転がなんで3回転にみえるんですか」

   下川美奈(日本テレビ解説委員)「怪我もされてたし、今季初ということで4回転半やる必要あるのかと思ったが、4回転半をやるために出るんだという覚悟を感じた。やることで他の男子の力も上がっていると聞いて、なるほどそういうことかと思った」

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「自分のためだけではなく皆さんのためという使命感ですよね」

(みっちゃん)

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