小池知事「緊急事態宣言」検討に、金子恵美「あり得ない」、めざまし8で反対論

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   新型コロナウイルスの全国の感染者は、1月27日(2022年)に7万8931人、東京都は1万6538人で、いずれも過去最多だった。東京都のモニタリング会議によると、現在のペースが続いた場合、2月3日には一日当たりの感染者数は2万4074人になるという。

   特筆すべきは、陽性者の接触歴不明者数で、感染経路がわからない事例が急増している。

   感染したお笑い芸人の泣くなよ藤本は「23日にライブイベントがあって、その夜に発熱した。舞台ではどうしてもマスクは外すが、なるべく短い時間にしている。楽屋でもマスクして会話していた」とどこで感染したかわからないと言う。都内在住の男性も「アルコール消毒をしっかりとやっていたにもかかわらず、新型コロナにかかってしまった」と電話コメント。キックボクサーの駿太は「まん延防止措置前に新年会でマスクをせずに会食したが、マスクをすべきだった」と後悔している。

  • 感染者はまだまだ増えるのか
    感染者はまだまだ増えるのか
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田﨑史郎「政府は発令しないで乗り切りたい」

   東京都の小池百合子知事は緊急事態宣言について「総合的に検討したい」と会見。大曲貴夫医師は「同居家族からの感染が56%。次いで、通所介護施設、職場での感染が続き、会食での感染は4.4%」と話している。

   こうした感染拡大を受けて、濃厚接触者の待機期間を7日に短縮する案が政府内で浮上していることがわかった。岸田文雄首相は出演したテレビ番組で「可能であれば7~8日に縮めることができればと考えている」と述べていた。

   また、不足が深刻化する抗原検査キットについては、医療機関などへ最優先に供給する方針が明らかになった。後藤茂之厚生労働大臣は抗原検査キットについて、症状がある人の検査を行う医療機関などへの供給を優先する方針を明らかにしたうえで、濃厚接触者となったエッセンシャルワーカーが待機期間を短縮するために検査する分についても必要な量を供給するとしている。

   さらに東京都は、自宅療養者は入院の必要がないと判断された50歳未満で基礎疾患のない人は自宅待機しながら自身で健康観察を行う緊急体制に切り替えると発表。

   フジテレビ解説委員の風間晋は「これまでの対策では立ち行かないほど増えている。これを予見していてこうした対策を行っているのか、そうじゃないのかで評価は大きく違ってくる。対策が遅いのではないかと思う」と指摘。

   昭和大学医学部の二木芳人客員教授は「東京都は自宅療養者数が5万人を超えている。数が多すぎるのが心配だ。まだこれから感染者が増え続けると思われ、果たしてフォローアップセンターが機能するのか」と対策に懸念を示し、「すぐに緊急事態宣言発出が必要ではないかと思う」と主張した。

   だが、政治ジャーナリストの田崎史郎氏によると、「政府は緊急事態宣言について、できれば発令しないでこの事態を乗り切りたい。しかし、都道府県知事から要請があった時、国は最大限尊重しなければならない」と話すと、元衆議院議員の金子恵美も「緊急事態宣言はあり得ない。まん延防止措置がギリギリと永田町では言っている」と田崎氏の発言を裏付けた。

   お笑い芸人のカズレーザーは「緊急事態宣言を出すのであれば、野戦病院を設置するなど、態勢を整えたうえでじゃないと納得できない」と話した。

   二木教授は「宣言をすればいいというものではない。メッセージを明確に伝えたうえで発出しないとダメです。欧米では終わっている高齢者へのブースター接種が進んでいないのが心配です」と話した。

   司会の谷原章介は「3回目接種は大事です。マスクなどの対策もキチンとすることもそうですね」とまとめた。

(バルバス)

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