中国からも「プーチンとの関係、早く断つべきだ」論 杉山真也アナ「非常に珍しい」

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   16日(2022年3月)の「THE TIME,」、午前6時台のトップニュースは、ウクライナ情勢。司会の杉山真也アナが「速報です」と切り出した。

   「2日に渡ってオンライン形式で行われたロシアとウクライナの停戦交渉。ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は先ほどツイッターを更新。『続きはまた明日。とても難しく粘り強さが求められる交渉だ。根本的な矛盾がある。ただ妥協する余地も確かにある』と投稿し、きょうも続く見通しを明らかにしました」

  • 中国の動向にも注目が集まっている
    中国の動向にも注目が集まっている
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中国・政府系シンクタンクの副理事長の主張

   交渉についてプーチン大統領は15日、EU(ヨーロッパ連合)のミシェル大統領との電話会談の中で「ロシアの要求を考慮にいれた合意を結ぶため、作業が行われている」と説明。その上で、「ウクライナ側が相互に受け入れ可能な解決策を見つけることに真剣な態度を見せていない」と指摘し、厳しい姿勢を示したという。

   番組は、中国の動向にも注目。「中国がロシアへの軍事支援や経済支援について前向きな姿勢を示している」という英フィナンシャル・タイムズなど一部メディアの報道を伝えた。この情報は、アメリカ政府からNATO(北大西洋条約機構)やアジアの同盟国に伝えられたということだ。

   一方の中国はこれに反発。中国外務省の趙立堅報道官は「アメリカ側は時々ニセ情報をでっち上げて流しているが、プロフェッショナルではなく不道徳で無責任だ」と発言し、けん制した。

   中国がロシアを支援するのかが注目される中、番組は中国・政府系シンクタンクの胡偉副理事長の発言に着目。「ロシアによる電撃的な侵攻は失敗した。プーチン氏との関係を一刻も早く断つべきだ」というものだ。

   杉山アナは「中国政府がロシアへの対応を決めていない中で、政府の研究機関の幹部がこのような発言をすること自体、非常に珍しいんです」とし、その発言の思惑を解説した。

   「ロシアの侵攻が失敗した場合、アメリカ、EU、日本がさらに連携を深める。そうすると中国が孤立する。さらに、対中制裁に進む可能性がある。そして中国はプーチン大統領の冒険(侵攻)を阻止しなければならないのだと(胡偉副理事長は)主張しています」。

   杉山アナ「ただ、この一連の発言はすでに削除されています。今後の中国の行方が注目されています」

(ピノコ)

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