2024年 5月 4日 (土)

コロナ以外の感染症が各国で急増 子どもたちの免疫力に何が?(めざまし8)

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   新型コロナ感染対策のマスク生活には、意外な影響が指摘されている。今日24日(2022年5月)の「めざまし8 わかるまで解説コーナー」では、マスク生活による免疫力低下と日本で注意すべき感染症について詳しく伝えた。

  • 新型コロナ以外の感染症との関わり方は?(写真はイメージ)
    新型コロナ以外の感染症との関わり方は?(写真はイメージ)
  • 新型コロナ以外の感染症との関わり方は?(写真はイメージ)

日本でも要注意

「新型コロナパンデミックのロックダウンで子どもたちは、よくある感染症にさらされてこなかった可能性があります」と語るのはウイルス学が専門のイギリス・ノッティンガム大学ウィル・アーヴィング教授。「免疫を持たないまま突然複数のウイルスにさらされたことで、免疫系がうまく対応できていないかもしれない」(アーヴィング教授)

   これまでも、コロナ禍の徹底した感染対策と原因不明の小児肝炎との関係が指摘されているが、他にもブラジルではインフルエンザが急増、オーストラリアでは日本脳炎が初流行、シンガポールではデング熱が急増などコロナ以外の感染症が急増している。イスラエルではポリオ、ケニアでは黄熱病が確認されている。

   アメリカ・イギリス・フランスなど15カ国ではサル痘の感染が拡大し、外務省はきのう、渡航者に注意喚起を行っている。

   矢野邦夫(浜松医療センター)「サル痘は感染力が強くなくて、濃厚接触しないかぎり感染しないのですが、これから他の感染症も流行する可能性があるので注意が必要です」

   日本ではどのような感染症に注意が必要なのか。

「インフルエンザと子どもの感染症が大流行する可能性があります」(矢野邦夫医師)

   マスクなしで外出が自由だったコロナ前は、免疫が訓練されていたが、コロナ禍ではマスクを徹底し、外出を自粛、こまめに消毒を行うことで免疫が訓練されていない。

「免疫が訓練されていないと、ウイルスなどに過剰反応。自己免疫疾患やアレルギーなども起こる」(溝口充志・久留米大教授)

   矢野邦夫医師「子どもたちの場合は、2年間まったくウイルスに曝露していないし、高齢者も免疫が弱いですから、かなり免疫が下がってくるのではないかと心配しています」

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