玉川徹 上海ロックダウン解除 「ある意味、大きな社会実験だった」

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   上海で2カ月以上続いたロックダウンが現地時間のきょう1日(2022年6月)午前0時、日本時間の午前1時に解除された。街に繰り出した市民からは「フォー」「ウオー」の歓声が上がり、路上飲みや叫びだす人も。花火も打ち上がった。まだ厳しい検査が求められる団地やマンションもあるが、車やバイクの移動制限もなくなった。変わりぶりを「モーニングショー」が伝えた。

  • 上海ロックダウン「完全解除ではまだない」状況(写真はイメージ)
    上海ロックダウン「完全解除ではまだない」状況(写真はイメージ)
  • 上海ロックダウン「完全解除ではまだない」状況(写真はイメージ)

羽鳥慎一「ようやくですね」

   司会の羽鳥慎一が「ようやくですね」と問いかけると、ANN上海支局長の高橋大作記者は「この2カ月、街にだーれもいない状態だったので、人通りだけでも変わったなと感じます」と実感を込めて答えた。

   外出時は基本的にマスク着用だそうだ。市内ではすべての店や交通機関にQRコード入りの青い紙が貼られ、市民はスマホでスキャン。「24時間以内の陰性証明」をあらゆる場所でかざしていかなければならないという。また、中に検査員が入っている四角いボックスが市内中に設置され、PCR検査をする。

   浜田敬子(元AERA編集長)が「高橋さん、(2カ月の隔離・外出禁止で)やせましたね」と聞くと、高橋支局長は「最大で4キロやせ、2キロ戻った。筋力も落ちたのは廃用症候群といい、安静にしすぎた可能性があると医師に言われました」。これにはスタジオから「うーん」と小さなうなり声が出た。

   玉川徹(テレビ朝日)「当局が当局なので、皆さん、つらい思いをされた。ある意味、大きな社会実験だった」

   まだ飲食店内の営業は許可されず、すでに閉じた店もある。1人でも感染者が出れば1000人単位の地域に行動制限が課せられる。実際に隔離を2週間延長されたマンションもある。「完全解除ではまだない。人数制限も強権的に続いています。これから、より強固な隔離、より強固なゼロコロナ政策が行われる可能性もあります」と高橋支局長は締めくくった。

(あっちゃん)

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