2024年 3月 29日 (金)

返礼品「利尻産ウニ」にロシア産混ぜ偽装 海鮮のプロの見方は? (めざまし8)

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   水不足に悩む地域に向けて「空気から飲用水を作る」機械が開発された。北海道では名産のウニを偽装する騒ぎが。14日(2022年6月)の「めざまし8」が伝えた。

  • 番組サイトより
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利尻町長は謝罪

   ロイター通信によると、フランスとチュニジアが共同で設立した新興企業が、空気中の水分を飲用水に変える機械「クムリュス」を開発した。

   水不足や地下水の枯渇が進み、飲用水不足に悩む国々に、解決策を提供するのが目的だ。1日最大で30リットルの飲用水を作ることができる。開発された1号機は学校に設置されたという。共同創業者のイヘブ・トリキ氏は、「太陽エネルギーと空気から飲用水を作ります。朝露の現象を再現します。空気を入れてエアフィルターで汚染物質を取り除き、機械の中で冷やし、朝露のような状態を作り出します」。

   MCの谷原章介は、「水のない地域にはすごくうれしいニュースですね」

   タレントの武井壮氏は「ぼくらにとっては蛇口をひねれば簡単に飲める水ですが、水不足が深刻な国にとっては革新的な技術だと思う。梅雨時に湿気は嫌だな、って言ってるけど、それが命の水になるんだな、と感じました」

   北海道の北端に浮かぶ利尻島では、特産品として知られる「エゾバフンウニ」に「産地偽装騒動」が起きている。

   利尻町の上遠野浩志町長は、「寄付された方の思いを裏切ってしまったことを、心からおわびしたい」と謝罪した。同町のふるさと納税の返礼品の8割を占める人気商品のエゾバフンウニをめぐり、返礼品としてウニを受け取った寄付者からクレームが相次いだのだ。

   「まったく甘みが感じられない」「口の中に苦みしか残らない」「パサパサして、ウニの味がしない」。町が、返礼品を取り扱った業者に問い合わせると、一部にロシア産のウニを混ぜていたことがわかった。産地を偽装していたのは、町から委託を受けた「カネマス上田商店」。町によると、委託された約2900件のうち約400件で、利尻産にロシア産を混ぜて出荷していた。

   東京・築地の海鮮料理店の仕入れ担当者は、「作られてから、配送されるまでに時間が少しかかってしまった感じですね。本来のクオリティーのものより下がってしまった感じがする」。ロシア産の品質は悪くないが、鮮度が低いそうだ。

   町は、産地偽装のウニを受け取った寄付者には全額返金する方針だ。

(栄)

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