安倍元総理の応援演説内容 安住紳一郎「まとめました」と紹介

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   8日(2022年7月)に起きた安倍晋三元総理の銃撃事件。今日11日の「THE TIME,」は、さまざまな角度からこの事件を取り上げた。

   まずは世界各国の動向。アメリカではホワイトハウスに追悼のため半旗が掲げられ、バイデン大統領は弔問のために日本大使公邸に。トランプ元大統領はSNSで「日本を愛し大切にした人だった」と発言した。台湾では超高層ビル台北101に「感謝 安倍首相」「ありがとう」のメッセージが表示されたほか、蔡英文総統が「台湾国民も深い悲しみの中にいます」と追悼。オーストラリア・シドニーのオペラハウスは哀悼の意を表するために日本国旗の色にライトアップされた。イギリスのエリザベス女王も「深く悲しんでいます」と哀悼。国連安全保障理事会でも黙祷が行われた。

  • 番組ツイッターより
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「遊説先で訴えていたこととはどんなことでしょう」

   一方、殺人容疑で逮捕された山上徹也容疑者(41)の人物像、犯行当時の状況や事件の背景などについても徐々に明らかになってきている。

   山上容疑者は1999年に奈良県内の高校を卒業、2002年から05年頃に海上自衛隊に勤務していたという。学生時代を知る同級生は「どちらかというと物静か」「成績優秀で真面目。皆から尊敬されていた」と語る。山上容疑者はその後派遣会社に登録し、今年5月までは派遣先の京都府内の倉庫で勤務していたが、同社の社長は「同僚社員のトラブルがあって、しばらくすると欠勤がちになった。4月中頃から休み始めて、派遣会社を通じて退職したいと申し入れてきた」と語る。

   調べに対し「安倍元総理を狙って撃った」と供述する山上容疑者。事件前日には安倍元総理遊説先の岡山にも行っていて、執拗に狙っていたことがうかがえる。山上容疑者は「母親が宗教にのめりこみ、恨みがあった。宗教団体と安倍元総理につながりがあると思った」と動機を供述しているという。犯行に用いた銃は長さ40センチ、高さ20センチの手製のもので、春頃から作り始めたという。一本の筒から複数の弾丸が発射できる散弾銃のような仕組みで、銃弾も自作。爆弾も作ろうと考えていたと供述している。山上容疑者の車からは、試し打ちをしたとみられる木製の板も発見されている。

   小中学校の同級生は「山上くんだけがすごいものを作ってきた」と図画工作が得意だったと証言する。

   選挙応援中に銃撃された安倍元総理だが、番組はその応援演説の内容にも着目した。

   司会の安住紳一郎「今回の事件は、選挙期間中ということもあり、あらためて安倍さんの主義主張にあらためて注目した人も多いと思います。遊説先で訴えていたこととはどんなことでしょう。まとめました」

   選挙期間中、走り回って有権者とグータッチしたり、地元の人気グルメをPRしたりと19都道府県を飛び回った安倍元総理。選挙戦、最初に駆けつけたのは東京・有楽町。いくいな(生稲)晃子の応援演説では雇用を守るために金融政策を行い、経済V字回復を訴えた。選挙戦2日目の新潟、10日目の名古屋でも経済政策について大きく取り上げていた。

   もう一つ演説を通じて強く訴えたのが憲法改正。選挙戦9日目の愛媛で「今こそ憲法を変えて日本をしっかりと守っていこうではありませんか」と訴えた他、10日目の三重でも演説で憲法改正に触れた。

   選挙戦17日目の7月8日、安倍元総理は急遽予定を変更して奈良県に向かった。しかし、登壇からわずか2分。これが最後の演説となった。

(みっちゃん)

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