2024年 5月 7日 (火)

英名門私立校の日本校設立 加藤浩次が「対抗意識」をみせた点

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   阿部祐二リポーターが「英国ロンドンにある創立450年の超名門私立学校「ハロウスクール」が、来月(2022年8月)29日に全寮制のインターナショナルスクールとして日本に開校します。場所は岩手県八幡平市のリゾート地、安比高原です。そしてみなさん気になる学費は、年間で約1000万円」と切り出すと、スタジオは「え~っ!」とビックリ。司会の加藤浩次は思わず「高!」と叫んだほど。7月9日、阿部リポーターは現地で取材をした。

  • 番組ツイッターより
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次々と開校

   「ハロウインターナショナルスクール・安比ジャパン」は安比高原駅ほど近くの自然あふれる場所に、サッカーコート12面分の敷地に建てられた。男女共学の全寮制で生徒の数は小学校6年生から高校3年生までで920人。初年度の今年は200人を受け入れるという。学費は学年によって違うが、小学6年生で年849万円、高校3年生で年927万円。仮に小6から高3まで在学すると約6000万円になる計算だ。それでもすでに世界中から応募が来ているという。

   OBには英チャーチル元首相やインドのネルー元首相もいるというハロウスクール。マイケル・ファーリー校長は「責任とリーダーシップをここで学ぶ」と話した。子供たちに自分で考え、自分で答えを出す教育を目指し、意見を出し合うグループワークを取り入れているという。さらに夏はゴルフ場、冬はスキー場、天体観測も取り入れる。

   阿部リポーターがその学習スタイルを体験。蝶の生態について学ぶ授業では「あちらの森に幼虫がいるかもしれません。行ってみましょう!」と、野外に出る。豊かな自然を散策すると、そこで本物の幼虫が見つかった。

   実はハロウスクールのほかにも、英国の名門校が続々と日本に開校する。ラグビースクールジャパンは2023年に千葉県で、マルバーンカレッジ東京が2023年東京で、ノースロンドンカレッジも日本開校を計画している。

「自然と触れ合うということなら...」

   なぜ次々と英国名門校が日本で開校するのか。阿部リポーターは「キッカケは英国のEU離脱でした。教育を国の重要な産業として、国家戦略として教育コンテンツを海外に輸出しようとする狙いがあるから」だという。

   経営コンサルタントの坂口孝則は「EUから離脱して、次の輸出産業として教育が選ばれたということなんでしょうね。僕も興味を持っていてネットで見てみたら、中国語に翻訳されたページもありました。アジアの富裕層の取り込みを考えているのでしょう。また、子供の段階から人脈を形成するという狙いもあるのでは」と解説。

   加藤は「迎え入れる安比としてもそこに人が来てもらいたいという思いがあるんでしょうね」と補足。

   タレントのモーリー・ロバートソンは「中国では習近平体制で国際学校に対する締め付けが強くなったことと、コロナで先行きが見えないということもあって、英国の名門校が中国校から日本校に軸を移すことを模索しているらしいんです。締め付けがあるので、お金持ちは中国じゃなくてもいいわけですから。安比の日本校が中国の富裕層の子供たちの受け皿になる可能性もありますね」と指摘した。

   阿部リポーターは「なぜ日本かというと、やはり安全に暮らせる国だからということのようです」と付け加えた。

   加藤は「なるほどね~」とうなずきながらも、「でもカリキュラムとして自然と触れ合うということなら、日本はいくらでもありますよね。僕は北海道ですけど、虫なんていくらでもとっていましたから」と、コメントした。

(バルバス)

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