2024年 5月 6日 (月)

「競争の番人」藤堂(小日向文世)の「弱い者」排除論 過去に何が?妻の死と関係が?と憶測呼ぶ

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   月9ドラマ「競争の番人」(フジテレビ系)9月5日(2022年)放送の第9話で、国土交通省事務次官の藤堂清正(小日向文世さん)の「信念」が垣間見える一幕があり、SNSでも関心を集めていた。(ネタバレあり)

   東京湾岸地区再開発プロジェクトの調査を許可なく行ったことで謹慎処分を受けた小勝負勉(坂口健太郎さん)だが、清正周辺の談合疑惑について独自に調査を続けていた。

  • 小日向文世さん(写真:2019 TIFF/アフロ)
    小日向文世さん(写真:2019 TIFF/アフロ)
  • 小日向文世さん(写真:2019 TIFF/アフロ)

娘と亡き妻の写真を飾っていた

   第六審査が下請けいじめの調査を進める、「小津建設」を営む小津耕介(竹財輝之助さん)の妻・環(前田亜季さん)は清正の娘だった。「(清正に)関わりたくない」と協力を拒んでいた環だが、白熊楓(杏さん)が勉を手助けするべく「力を貸してください」と頼み込んだことで、一転調査に協力することに。環が「亡くなった母の着物を借りたい」と清正に伝え、勉と楓は清正が出張でいない間に清正の自宅に潜入した。

   幼少期の環と亡くなった母の2ショット写真が飾られているのを見て、環が「飾ってるんだ...何か意外」とつぶやく場面もありつつ、勉と楓は清正の部屋へ。出張に行っていたはずの清正が帰宅するハプニングもあったが、勉は「12月2日 喫茶シルビア」と、談合が行われるであろう場所と日時が書かれたカードを見つけた。

   談合当日、「あんたたちだけに任せるわけにはいかない」「本庄(聡子、寺島しのぶさん)さんが刺されたんだ。悔しい思いをしてるのは君らだけじゃないよ」という風見慎一(大倉孝二さん)と桃園千代子(小池栄子さん)、六角洸介(加藤清史郎さん)も合流し、第六審査一同で喫茶シルビアに立入検査を行う。

   しかし店内で行われていたのは、東京湾岸地区再開発プロジェクトではなく、小津建設が関わるバイパス工事の談合だった。さらに警察が乗り込んできて、清正と繋がっている人物としてマークしていたラクター建設の樋山雄也(平原テツさん)が、聡子への殺人未遂容疑などで逮捕、連行され、独占禁止法違反の聴取は先送りになってしまった。

「弱い者は排除します。それが世のためです」

   雄也が逮捕された後、公正取引委員会に清正が訪れ、勉を呼び出した。

「樋山の不正を暴いてくれたそうですね。ご苦労さま」
「私も樋山が談合をしているんじゃないかと疑っていたんですよ。さすが公取ですね」
「私はね、汚い人間が嫌いでね。私腹を肥やしていた樋山にはそろそろ捕まってもらいたいと思っていたんですよ」
などと悪びれずのたまう清正に、勉は「警察に樋山を逮捕させたのも、俺たちの聴取を妨害するためですよね」「警察にも顔が利くみたいですからね」と詰め寄る。

   清正が「ではこれでわかったでしょう。これ以上私を追っても無駄だってことが」と返すと、勉は「俺はあきらめませんよ。あなたが談合に関与した証拠を絶対に見つけ出します」と宣言。「弱くても戦いますよ」と告げると、清正は「弱い者に戦う資格はありません」と声を荒らげた。

「弱い者ほどでまかせを言い、強がりを並べ立てる。でもね、結局何もできないんです。いや何もできないどころか、むしろ害になる。君は知らないだろう。それがどんな悲劇を生むのか。弱い者は排除します。それが世のためです。邪魔です」

と吐き捨て、清正は勉の目の前から消えていったのだった。

   これまで淡々と談合を進めているように見えた清正の心の内が、乱暴な言葉ながらうかがい知れたことで、ツイッターなどでは

「藤堂は藤堂で何かと戦ってる...?目指す信念がある?」
「奥さんの死、娘さんとの確執。藤堂にも過去の何かありそうだね」
「藤堂にも、今の藤堂になった『背景となるできごと』があったのだろう。そう感じさせる強いセリフだったように思う。次回、明かされるかな」

といった声が上がっていた。

(TT)

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