羽鳥慎一、「園児置き去り死」園長会見にあ然 「子どもの命を守る姿勢ではない」

   静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の送迎バスの車内に取り残された女児が死亡した事件で、園がきのう7日（2022年9月）、会見を開いた。「会見では、園長が女の子の名前を間違えるという場面もありました」と８日の「モーニングショー」でMCの羽鳥慎一が伝えた。

   事件が起きたのは今月5日。いつものバスの運転手が休みだったため、増田立義園長（73）がバスを運転し、園児を乗せて園に到着した。降りる際、名簿と園児を照合・確認しなかったため、河本千奈ちゃん（3）が取り残されてしまった。車内に5時間も放置され、死因は熱中症よりも重い熱射病だったという。

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  幼い命が奪われてしまった（写真はイメージ）

「自分自身は不慣れだった」

   送迎バスの車内からは空っぽになった水筒が見つかった。暑さのなか、千奈ちゃんが飲みほしたとみられている。これについて会見で質問された増田園長は「あの暑いなか、本当にかわいそうだったなと感じています」。千奈ちゃんがどんな子どもだったかという質問に対しては「ちなつちゃんがどの子か、入園して間もないのでよく把握していません」と名前を間違えて答えていた。

   バスを降りる際に車内を確認しなかったことについては、「私の園長という立場、習性かもしれないが、補助の人にお任せしているので」「運転手には（車内点検するよう）言っていたが、自分自身は不慣れだった」と答え、事件が起きた理由については「年齢的に１つやると１つ忘れてしまうという面がある。本当にそういうことは申し訳なかった」と説明していた。

   このほか、「クラス補助のスタッフが最新の登園情報を確認していなかった」「千奈ちゃんが教室にいなかったにもかかわらず、担任が保護者に確認しなかった」といったミスが重なったことも会見で明らかにされた。

   近く市と県による特別監査が入る予定だが、遺族からは廃園を求められているという。

   玉川徹（テレビ朝日社員）「いろんなことが複合的に起きたことですが、なかでも園長の責任は大きい。運転手には（車内点検を）言っておきながら、自分はやらないなんて、ちょっと考えられない。保護者から廃園の要求が出るのも仕方ないですね」

   羽鳥「会見を見ていると、子どもの命を守る姿勢ではありません。ここには預けられないですね。改善は無理だと思います」

（キャンディ）