「ちむどんどん」草刈正雄の演技は最高! 登場はやや唐突だが...いい話なのでOK

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   NHKの朝ドラ「ちむどんどん」9月27日放送回。フォンターナのオーナー・房子(原田美枝子)が相談があるといって、やんばるやってきた。房子にずっと、沖縄に来て欲しいと願っていた暢子(黒島結菜)は再会を大いに喜ぶ。(ネタバレあり)

   房子が連れてきたのは、大里五郎(草刈正雄)。突然すぎて、なにがなんだかという場面。よくよく見て聞いて見ると、昔、沖縄戦の空襲で、優子(仲間由紀恵)のお姉さん、トキエを助けられなかったという。ああ、優子が空襲で姉と離れてしまったシーンが、ずっと前に出てきたなと思い出した。

  • NHKの「ちむどんどん」番組サイトより
    NHKの「ちむどんどん」番組サイトより
  • NHKの「ちむどんどん」番組サイトより

「ごめんなさい」と...

   負傷して助からないトキエに、水を与えられなかった罪悪感。この気持ちのままずっと40年も生きてきた。このような自責のまま時間が過ぎていくのは辛い。忘れることはできないでしょう。そしてトキエの話した妹への伝言と、かんざしを持ったまま、妹の優子を探し続けた。

   ごめんなさいと謝る草刈さんの演技が見事で、ひさしぶりにじんわりときた。そして優子の「ありがとう」。誰も悪くないと痛感。戦争が残した傷である。こんな話は戦後、リアルにあったのではないかと思うとこみあげてきた。「草刈正雄と仲間由紀恵のやりとりに涙」「仲間由紀恵や草刈さんの演技は最高だったんだが、こう、全体の流れから見るとこのエピソード自体がやや唐突すぎるんだよなぁ」などネットで様々な声があった。

   残念だなと思ったのは、この大里五郎をなんで房子が見つけて来たんだろうか。沖縄取材を続けている和彦(宮沢氷魚)が、取材を続けるうちに大里と出会うという話の方が世代をこえて戦争の実相を伝えられたのではないか、という気も。

   最終週で唐突ではあったが、いい話だったので、最後まで感動が続いてほしいけど...。

(Y・U)

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