「鎌倉殿の13人」ウラ話トーク 上総介・最期のひらがな練習シーンは「棟方志功の姿をイメージ」に納得

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   NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人 応援感謝!ウラ話トークSP~そしてクライマックスへ~」10月9日(2022年)放送回。

   北条義時は父・時政を乗り越え、鎌倉幕府の二代執権に就任し、姉・政子とともに政治の実権を握る。物語は、日本中世史の大きな謎"三代将軍・源実朝の死"、そして江戸まで続く武家政権樹立を決定づけた義時と朝廷との戦い"承久の乱"を描く最終章に入る。

   今回は、小栗旬さん、小池栄子さん、坂口健太郎さん、佐藤二朗さんをゲストに迎え、ウラ話満載のトークでこれまでのドラマを振り返り、今後の見どころなどを紹介した。

  • 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(C)NHK
    大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(C)NHK
  • 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(C)NHK

いよいよ不動の北条家、年末は強烈なラストシーンに

   いくつか紹介された印象に残っているシーンのなかで、一番気になったのは、上総介(佐藤浩市)最期の場面である。撮影現場を見て改めて、その重み、凄み、キレとリアルに拍手。

   この場面は、日本中が「死なないでー」と願いながら、震えるように佐藤さんの迫真の演技に見入っていた。そもそも上総介の存在そのものが、この頃のドラマの無くてはならない強烈な薬味のようになっていたし、並ぶように小栗義時もギラギラと光りはじめていた。

   ひらがなの練習をする場面は、棟方志功の姿をイメージしたというウラ話があったが、なるほど字の練習というよりも、何かを描いているようでもあった。普段は殺し屋のような態度の上総介の純粋無垢な一面を見て、なにやらホッとしたのを覚えている。

   それにしても、上総介がいたころは、その後怪人的に変わっていく義時の言動や態度は、まだ善人的であった。切られた上総介に助けを求められたときの、どうしようもなく決まりの悪そうな表情がいまでは懐かしい。

   「上総介佐藤浩市さんやっぱカッコよかったですぅ」「上総介さんのグッときたこのシーン」「上総介退場の回、ショックデカすぎて、まともに見れなくなってしまったからねー特番面白かったなぁ」など、上総介の退場場面は印象的であったとネットでも反響があった。

   義時が執権となって、いよいよ不動の北条家と鎌倉殿。年末は強烈なラストシーンとなるようなので、いまから楽しみである。

(Y・U)

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