2024年 4月 26日 (金)

COP27に「異変」 ロシアのウクライナ侵攻が与える影響とは(めざまし8)

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   気候変動を話し合うCOP27(国連気候変動枠組み条約第27回締結国会議)が異例の展開となっている。日本時間のきのう夜からエジプトで始まった「首脳級会談の前から実行できないと明言する参加者がいます」と、8日(2022年11月)のめざまし8で西岡孝洋アナウンサーが伝えた。ロシアによるウクライナ侵攻で地球温暖化対策の状況が一変してしまったらしい。

  • 温暖化対策の流れに変化が?(写真はイメージ)
    温暖化対策の流れに変化が?(写真はイメージ)
  • 温暖化対策の流れに変化が?(写真はイメージ)

谷原章介「化石燃料がとてつもない値段になれば...」

   ウクライナで残虐行為を繰り返すロシアに対し、ヨーロッパ諸国が経済制裁からエネルギー輸入を止め、石炭利用が拡大、世界中で燃料費が高騰したのだ。

   司会の谷原章介「化石燃料がとてつもない値段になれば、経済的余裕のない国は死活問題ですもんね」

   この間にも温暖化は進行する。パキスタンでは「国土の3分の1がつかった」という洪水で死者1700人を超えた。ヨーロッパは異常な暑さ。最高気温45度を超したスペインやポルトガルでは1500人以上が死亡、山火事も深刻。アルプスの氷河は雪崩。「過去500年間で最悪の干ばつ」(ヨーロッパ委員会)との指摘もある。

   立岩陽一郎(元NHK記者)「見方をかえれば、化石燃料が値上がりする今こそ脱炭素を進めるチャンスだ。化石燃料に頼らない社会をつくる取り組みをしなければ。やれることをやるしかない。流れを元に戻さないことだ」

   サヘル・ローズ(タレント)「食べるものも水もない人たちにしわ寄せがいかないように、先進国がどう手をとっていくかだと思います」

   地球温暖化に「人類は協力するか、滅びるかだ」と国連のグテーレス事務総長はCOP27で演説した。いま具体的な行動がなされないなら、地球の気候がゆがんでしまう。

(あっちゃん)

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