高橋一生と橋爪功の上質な二人芝居を見ているよう 「昭和テイスト」が心地いい

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   土曜ナイトドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」(テレビ朝日系)。山梨で代々受け継がれてきた花火店「望月煙火店」が舞台。父と息子は二人暮らしで、喧嘩しながらも仲よくやっている。懐かしい昭和テイストのドラマで心地いい。おまけに父を橋爪功、息子を高橋一生という芝居の手練れが演じるのだからたまらない。上質な二人芝居を見ているようで、なんとも贅沢なドラマだ。

  • テレビ朝日のテレ朝動画「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」ページより
    テレビ朝日のテレ朝動画「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」ページより
  • テレビ朝日のテレ朝動画「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」ページより

奇妙な「三人の生活」が...

   ところが、始まって早々に父・航が亡くなってしまうのだ。橋爪いきなり退場でどうなるのかと思ったら、再登場。今度は幽霊として現れた。息子・星太郎と幽霊の父がいままでどおり暮らすなか、ひとりの謎の女性が「花火を上げて欲しい」と現れる。謎の女性、水森ひかりを演じるのは本田翼。彼女はのちに、弟子にしてくれと花火店に住み込むようになり、星太郎とひかりと幽霊の父、三人の生活が始まる。

   そして、先週2月25日(2023年)に放送された第7話。実は父の幽霊だと思っていたのが、息子・星太郎が作り出した都合のいい幻想だったことが発覚。小学生だった自分を置いて家を出た母(原田美枝子)の話も絡んで、物語はいよいよ終盤に......。

   星太郎が作り上げた幻想の父の幽霊と、本物の父の幽霊が対峙し、幻想の父がしゅるしゅると小さくなっていくのはコミカルだが、父に本音を語れなかった星太郎が、幻想の父を創り上げたという事実、星太郎の後悔が創り上げた妄想だったとわかって泣けた。ファンタジーを纏(まと)った家族の物語、最後まで見届けたい。脚本・橋部敦子。

(くろうさぎ)

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