渋谷区の「女性専用なく共用」トイレに様々な声 加藤浩次「僕はいいと思う」

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   岩田絵里奈アナが、2月22日(2023年)に渋谷区幡ヶ谷に設置された公衆トイレの写真を見せながら「こちらが男性用トイレで小便器が2つ、そしてこちらが誰でも使用できる共用トイレが2室で、女性専用トイレは設置されていません。今、このようなトイレが増えているといいます。3月9日のスッキリでは、女性やトランスジェンダーの方々など、さまざまな意見を聞いています」と伝えた。

   この公衆トイレについて3月6日、渋谷区議会議員がSNSで「渋谷区としては女性トイレをなくす方向性だが、私はやはり女性用トイレは残すべきだと思う」と投稿し、話題になった。

  • 共用トイレの今後は?(写真はイメージ)
    共用トイレの今後は?(写真はイメージ)
  • 共用トイレの今後は?(写真はイメージ)

海外では?

   街の人に話を聞くと「女性にとっては変な男性とかがいたときに犯罪に巻き込まれるデメリットがある」「男性はトイレを汚しがちなので、衛生的にどうかな」「居酒屋にも共用トイレがあるけど、汚いイメージで使ったことない」「女性トイレの鏡がありがたい。男女分けてくれたほうがいい」など、さまざまな反対意見と、「ベビーカーで一緒に入れるので共用トイレのほうがありがたい」という賛成意見もあった。

   SNSの反響が広まったことで、渋谷区は3月7日、ホームページで「性別にかかわらず、誰もが快適にご利用いただける環境が整ったものと考えています。また男性用小便器を別途用意することで、より多くの方が共用トイレをさらに快適にご利用いただけるものと考えております。渋谷区としては女性専用トイレをなくす方向性とのツイートがありましたが、渋谷区では今後のトイレ整備について女性トイレをなくす方向性など、まったくございません」とした。渋谷区の土木公園課に問い合わせると「今回のトイレは共用トイレをメインとして設置しています。共用トイレを回転率よく使ってもらうために男性用小便器を設置しました」と話す。

   渋谷区では公衆トイレを快適に利用してもらうためリフォーム。隈研吾氏やNIGO氏ら、建築家やデザイナーの設計したトイレを17カ所で設置を進めている。

   女性トイレ研究家の白倉正子さんは「共用トイレは空港や公衆トイレで設置されている。コンビニのトイレは、1つしか設置していない場合は共用になる。共用トイレを設置する施設は出てきている」と話す。実際に、渋谷区のメガドンキでは17年のオープン時から、すべてのジェンダーに配慮した共用トイレを設置。愛知県豊川市の小学校では各階に男女別のトイレがそれぞれ11カ所あるが、19年に1階に1カ所共用トイレを設置した。

   男性の体で生まれ、心は女性というトランスジェンダーのあらかわばったさんは「性別上は男性なので女性のような格好をしていても男性トイレに入ることになるので困る。共用トイレが3つあるレストランではオーっと驚いた。共用トイレがあるのはいいことだが、女性用トイレには鏡がたくさんあり便利。男性トイレにもパウダールームを設置してほしい」と話す。

   ではいったい、世界のトレイはどうなっているか。スウェーデンでは多くの組織や企業で男女別のトイレの標識を撤去、共用トイレの設置が進んでいる。米ニューヨーク市では17年から公共の場にある公共トイレは性別を問わず利用できるようにすることが条例で決められている。しかし、英国では一時共用トイレが増加していたが、去年政府から新しい公共施設には男女別々のトイレが設置されるべきとの見解が発表されたという。

   経営コンサルタントの坂口孝則は「誰かが汚く使うということ、犯罪のこと、LGBTのこと、この3つがこんがらがったまま議論されている。この幡ヶ谷のトイレは住民と話し合いを重ねて作ったもので文句はありません」とコメント。

   司会の加藤浩次は「僕はいいと思う。渋谷区議の方が女性用トイレをなくす方針なのかと言っているのは、今回の意図を理解していないのではないか」と指摘。

   ジャーナリストのモーリー・ロバートソンは「サンフランシスコでも共用トイレの設置が進んでいるが、住人は1~2カ月で慣れたと話している。アメリカではジェンダーについての地域差があり、トランスジェンダーの人でも男性トイレにしか入れない州もある。譲り合いの気持ちが大事だと思う。私も共用トイレを使うときは汚さないように座って用を足すようにしている」とコメント。

   加藤は「それぞれの考え方がある。男女別がありながら共用トイレもある。新しくできたビルはもうそうなっている。ここから先、どうなっていくのかですね」とまとめた。

(バルバス)

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