首相のG7サミットまんじゅう、本当にセーフ?  菊間千乃弁護士「ちょっとずつの積み重ね」と「緩み」指摘

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   「こちら、おまんじゅうです」と司会の羽鳥慎一が28日(2023年3月)のモーニングショーで持ち出したのは、岸田文雄首相が自分の政治資金パーティーで配ったおみやげだ。1箱6個入りで、3個に岸田氏の地元広島で5月に開催されるG7サミット(先進7カ国首脳会議)の公式ロゴマークが焼きつけられていた。「政治利用は不適切じゃないか」ときのうの参院本会議で野党が追及した。あと3個は岸田首相がニッコリ笑顔のイラスト。

   外務省のロゴ使用承認条件には「特定の政治、思想、宗教の活動目的に使用しないこと」とあるが、立憲民主党に代表質問で追及された岸田首相は「今回の目的がG7サミットの広報PRを通じた開催機運の醸成にあると認められた」と反論した。

  • 岸田首相
    岸田首相
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「サミットの広報なら...」

   さらに、政治資金パーティーの開催自体が問題とも、野党は指摘する。国務大臣の行動規範には「政治資金調達を目的とするもので、疑惑を招くような大規模なものの開催は自粛する」と定められている。

   これにも岸田首相は「良識の範囲で、規範に抵触しない」とつっぱねた。岸田氏の19日のパーティーは、会費1万円で、参加者1000人以上といわれる。何が「大規模」か、何が「疑惑を招く」かの具体的な記述は規範にないから、こんなの大規模じゃないよと「良識」で言い抜けられるのだろうか。

   菊間千乃(弁護士)「サミットの広報なら、こんな限定したところでなく、もっと広くする必要がある。開催も決まっているわけで機運醸成が必要なのですか」「ただ、この問題をとりあげた新聞は一紙だけ。2月の外遊中に岸田首相の息子さん(内閣秘書官に首相自ら任命したことが話題の人物)が観光していたという話も、岸田さんはスルスルっとかわしていく。大したことでないと思うかもしれないが、ちょっとずつの積み重ねで緩んでいく」

   入山章栄(早大教授)「ちょっとワキが甘いですね。止める組織だったチェック機能が周りに多分ない」

   岸田首相には、ウクライナのゼレンスキー大統領に広島名物の縁起物ということか、必勝のしゃもじを贈り、戦争最中の国に対して「軽すぎる」「不謹慎」の批判が起こったこともある。

   羽鳥「世界的金融事情とか放送法の問題とかもあるが、こうしたこと(まんじゅうなど)も同じぐらい大事かと思います」

   お持ち帰りのまんじゅうに使われてはG7も軽く扱われたもんだと、批判が起きるかもしれない。

(あっちゃん)

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