竹中総務相 NTTに完敗竹中平蔵総務相が仕掛けた通信・放送改革は自民党の抵抗の前に、もろくも頓挫した。竹中氏は当初「通信と放送の融合で日本経済の潜在成長率を引き上げる」ことを旗頭に、特に通信市場の競争促進に向けて、ガリバー、NTTグループの持ち株会社制廃止や東西会社、ドコモなどグループ各社間の資本分離に道筋を付けようと意気込んでいた。 2010年の時点で検討と、議論を先送り![]() 西新宿にあるNTT東日本本社。竹中氏の改革はどうなるのか これまで官僚や自民党の旧来勢力を守旧派として攻撃し、改革を進めてきた竹中氏にとって、固定電話市場のシェアの9割以上を握り、携帯電話でもシェア5割を超すドコモを抱えるNTTグループは格好の標的。1999年のNTTの持ち株会社制採用による分割以来、手付かずだったNTT再々編に道筋を付けられれば、「大手行の不良債権処理や政府系金融機関改革、郵政民営化に続き、政治家として勲章になる」と竹中氏周辺では期待が高かった。 竹中氏の「私的懇談会方式」も封印 しかも、政府与党合意は「合意の各項目に関する検討や実施の工程は、総務相が与党の了解を得て管理していく」とも明記。竹中総務相が再び、私的懇談会のような形式でNTT改革議論を再び進めることがないようにまでクギを刺す徹底ぶりで、竹中通信改革構想は竜頭蛇尾の結果に終わった。 ads by Overture
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