槇原VS松本零士 「盗作」騒動泥仕合

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   人気アーティスト槇原敬之さんVS漫画界の大御所松本零士さんの「盗作」騒動は泥仕合の様相だ。一時、収束に向かうとの報道があったものの、「逆ギレ?」とも取れる文章を槇原さんは自身のホームページに2006年11月7日に掲載した。「正々堂々と裁判で決着していただきたい。さもなければ、公式な謝罪を頂きたい」。

   松本さんの代表漫画「銀河鉄道999」の中で書いた文章が、槇原さんが人気デュオ「CHEMISTRY」に提供した「約束の場所」(06年10月4日発売)の詩の一部分とそっくりだと、松本さんが槇原さんに抗議をした。こう06年10月19日発売の「女性セブン」が報じたことから騒動が始まった。

「盗作者であるとの汚名を着せられた」

槇原さん、ホームページで「宣戦布告」?
槇原さん、ホームページで「宣戦布告」?

   問題の部分はこうだ。

『時間は夢を裏切らない 夢も時間を裏切ってはならない』(松本さんの文)
『夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない』(槇原さんの詩)

   この歌はオリコンチャート4位に入るなどヒット中で、CMソングとしてもテレビで流れている。
   06年10月19日の日刊スポーツによると、松本さんは、槙原側に電話をかけ、本人と話したところ、最初は『(盗作と)違う』と。話してるうちに『記憶に残っていたのかもしれない』と言いだした。ならば文書で謝罪してくれと言うと、できないと言った。

   同日のスポーツニッポンは、槇原さんの所属事務所は『槇原が自分の言葉で作ったもの』と完全否定。『銀河…』を読んだことすらないとし『そこまで盗作呼ばわりされたら、先生の『銀河鉄道』というタイトル自体、先人が作った言葉ではないのかと言いたくなる』と不快感をあらわにした、と槙原さんサイドの反応を書いた。

   抗議した時点では、松本さんも、著作権侵害訴訟やCM曲使用差し止めなどを求めるつもりはなく、詞の「出典」を明示することなどを求めているとされていた。日刊スポーツの06年10月26日付け紙面は

「双方は25日、ともに収束させる姿勢を打ち出した。盗作ではないと主張する槙原側がこの日、弁護士と相談して、自分側から法廷闘争などに持ち込まない方針を決定。松本さんも『もともと著作権を争うつもりはなく(歌詞は)私の作品のセリフだと主張したかった。これで終わりにしたい』と話した」

とし、一件落着かと思われた。

   それが06年11月7日付けで槇原さんが自身のホームページに「逆ギレ」「宣戦布告」とも取れる文を掲載した。要約すると、

「『銀河鉄道999』については、私は、個人的な好みから、一度も読んだことがありません。今回私が創作した歌詞は全くのオリジナル。松本氏が本当に盗作だとお考えならば、メディアを使って騒ぎ立てるのではなく、正々堂々 と裁判で決着していただきたい。さもなければ、公式な謝罪を頂きたい。今回松本氏が思い込みにより一方的に槇原が盗作をしたとの主張を始められたにも拘らず、何の謝罪もなく今回の騒動をまたもや一方的に収束なさるおつもりであるのならば、同氏のそうした態度は大変に不快です。松本氏の一連の態度によって、盗作者であるとの汚名を着せられたまま事態がうやむやになる危険性があると判断しましたので、今日コメントを発表するに至りました」

松本さんも「提訴されたら受けてたつ」

   一方、松本さんはサンケイスポーツのインタビューに答え、

「『どっちが謝らないといけないのか分かっていない』と反発。槇原の主張に『自分が恥をかくだけなのに何を血迷っているのか…』と首をかしげた。また、槇原が法的手段での決着を望んでいることには、『裁判で争う気は毛頭ないが、提訴されたら受けてたつ』と明言した」(06年11月8日付けの紙面)

と話した。
   まさに泥沼化の様相だ。

   松本さんと親しい芸能プロダクション社長はJ-CASTニュースの取材に応じ、この諍いの背景を語った。

「松本先生は正義感が強く、喧嘩っ早いところがある。松本先生の周辺には色んな人がいて『盗作ではないか』と進言したようだ。それで『俺が作ったフレーズだ!』とカッとなったのが始まり。賠償金とか欲しいはずはないし、槙原さん側が『心のどこかにフレーズがあったかなぁ。ゴメン』で、全てが終わっていたはず。『999のファンです』とでも言おうものなら凄く喜んだはず。ただ、事務所の対応がまずかった。『銀河鉄道というタイトル・・・』この発言でややこしくなって女性週刊誌などが書いて話が大きくなった」

   この騒動は、ネット上でも話題になり、掲示板やブログでたくさん取り上げられたが、どちらかというと槇原支持が多いようだ。

「短い文章だけに、似てしまうこともある」
「2つの文は意味が異なる」
「大御所なのに小さいことを気にしている」
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