2024年 3月 29日 (金)

007 カジノ・ロワイヤル 意外な鑑賞法

   映画「007シリーズ」の最新作となる「007 カジノ・ロワイヤル」が英米で公開されてから10日がたち、日本国内の公開も間近に迫っているが、思わぬランキングの上位に入っている。「あるシーンでは開いていたはずの車のドアが、いつの間にか閉まっている」などのケアレスミスの指摘がファンから相次いでいるのだ。歴代007シリーズのミスを集めた動画を編集するファンもあらわれ、動画投稿サイト、ユーチューブでは多くのアクセスを集めている。

   この作品が英米で公開されたのは2006年11月17日。ジェームズ・ボンド役としてダニエル・クレイグが演じた初の作品として話題になっており、24日~26日の興行収入では、「ハッピーフィート」に次いで全米2位につけている。

ズボンの下から、白いスタント・スーツが見える

ユーチューブでは、「007シリーズ」のミスをまとめた動画が人気
ユーチューブでは、「007シリーズ」のミスをまとめた動画が人気

   このように、上位にランクインしている映画なのだが、思わぬところでも上位ランクインをはたしている。この作品が話題になっているのは、「MovieMistakes.com」と呼ばれるサイトだ。およそ1,500人が登録している会員制サイトで、映画やテレビ番組で発生したミスを、「音が変だ」「スタッフが映り込んでいる」「事実関係がおかしい」などの種類別に、ひたすら指摘するサイトだ。

   公開しかまだ10日しか経っていない「カジノ・ロワイヤル」だが、早くも28点のミスが指摘され、06年11月27日現在、「2006年で最もミスの多い映画」部門の3位にランクインしている。指摘されているミスの内容は、こんな具合だ。

「あるシーンでは開いていたはずの車の運転席のドアがどういうわけか閉まっている」
「燃料タンクを登るシーンで、主演男優のズボンの下から、白いスタント・スーツが見えてしまっている」
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