「週刊ゴング」「ゆびとま」 イメージダウンの深刻度大手SNSサイト「この指とまれ!(ゆびとま)」、人気プロレス雑誌「週刊ゴング」――2つの人気メディアを巻き込んだコンピューター関連機器メーカー「アドテックス」をめぐる民事再生法違反事件で、運営側は経営陣を刷新するなどの対応策に踏み切った。だが、元暴力団組長が関わったということもあり、イメージダウンは必至だ。 「アドテックス」の民事再生法違反事件で、元同社社長前田大作容疑者と、元同社副社長で元指定暴力団山口組系組長下村好男容疑者が2007年2月20日までに逮捕された。二人は、SNSの同窓会サイトを運営する「ゆびとま」の経営に加わり、株式売却で多額の利益を得ようとしていた疑いがもたれている。 「ゆびとま」から脱会する会員が急増?![]() 社長逮捕で困惑の「ゆびとま」と「週刊ゴング」 しかも、前田容疑者は「ゆびとま」の親会社日本スポーツ出版社の社長も務めていた。同社が発行している「週刊ゴング」の編集に、元アドテックス副社長の下村容疑者が経営していた会社が発売した組版ソフトが2006年初めに採用されている。さらに、「ゆびとま」にも下村容疑者の会社からコンピューターシステムを買わせるなど不透明な取引が次々と浮かび上がった。 深刻なのは「週刊ゴング」や「ゆびとま」のイメージダウン。なかでも、両容疑者によって売却されかかったSNSサイト「ゆびとま」では、逮捕後に「個人情報が悪用されたのではないか」との憶測が広がり、脱会する会員が急増した模様だ。 「一部の報道や風評により、個人情報の漏洩や悪用の恐れなどが取り沙汰されましたが、そのような事実は一切ございませんことお知らせいたします。(中略)また、過去に情報漏洩も無く、今後も管理上全く問題はございません。今回の報道を受けて、あらためてサーバへのアクセスログを確認しましたが、個人情報の不正な流出の事実もございませんでした」 と漏えいを全面否定している。 「プロレスに対する姿勢を信じて頂くしかありません」一方、日本スポーツ出版社は2007年2月19日に、前田容疑者の解任を発表。さらに、 「株式会社日本スポーツ出版社としての関与を警察当局より追及され捜査を受けましたが、弊社が関与した事実はありませんでした。しかし、弊社の代表取締役であったことは事実でありますし、読者の皆様ならびに関係者の皆様の信頼を裏切る結果となったことは、慙愧に堪えません。深くお詫び申し上げます」 とイメージダウンが避けられない苦境を発表のなかで吐露した。さらに、07年2月21日発売の「週刊ゴング」(同社発行)でも 「これが業界のイメージダウンにつながってしまったら胸が痛む限り。正直、本誌スタッフとしても困惑するばかりです。いま言えることは、これまでとこれからの週刊ゴングのプロレスに対する姿勢を信じて頂くしかありません。よろしくお願いいたします」 とのことばが編集後記に綴られた。
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