2024年 4月 23日 (火)

ネット世論にも見放された 自民は参院選惨敗?

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   参院選を目前に控え、「自民惨敗説」を唱えるメディアが相次いでいる。そうは言っても、05年の「郵政解散選挙」の時には散々「自民党惨敗」がささやかれていたのに、フタを明けてみれば「小泉圧勝」だった。ただ、ネットでは小泉支持が圧倒的だった。今回は、どうなるのか。

「5勝24敗!」1人区惨敗?

参院選はどうなるのか
参院選はどうなるのか

   2007年7月12日公示、同29日投開票予定の参院選が目前に迫るなか、週刊新潮の07年7月5日号は「『5勝24敗!』1人区惨敗『自民党調査』の衝撃」という記事を掲載した。6月中旬に行われた世論調査の結果が自民党にもたらされ、

「全国29ある参院選1人区で1割7部2厘という惨憺たる勝率。思わず天を仰ぐ5勝24敗という衝撃の数字」

   だったのだという。週刊文春も7月5日号で「安倍がこければ森が笑う?惨敗をにらみ隠密行動開始」という記事を掲載。与党の議席が過半数割れした際には国民新党などと連立を組まざるを得なくなり、そこで森氏の出番がやってくるのではないか、という観測記事で、「敗北後」のシナリオをシミュレーションしている。
   毎日のように政権批判を行っている「日刊ゲンダイ」も7月2日、1面に「これで自民党参院選惨敗は確定した」という見出しを立て、「惨敗ムード」をあおり立てている。

   だが、小泉人気に支えられて自民党が圧勝した05年の「郵政解散選挙」でも、メディアは「自民惨敗説」を盛んに唱えていた。
   例えば、週刊ポストの05年8月12日号では

「自民党160議席割れで 民主党・岡田政権誕生だ」

という刺激的なタイトルの記事が掲載され、福岡政行・白鷗大学教授は、自らの分析結果として「民主大勝」と断定。両党の戦略の違いを、要約すると以下のように述べている。

「『郵政解散』では有権者の目を引かないため、に靖国神社を8月15日に参拝して『靖国解散』にすり替える。このように自民党は『愛国心』に訴えるが、民主党側は『サラリーマン増税』に争点を絞るだろう」

   つまり、民主党が争点にする「増税」の方が有権者受けが良いのでは、という見立てだ。

   週刊文春の9月1日号では、

「自公も民主も過半数届かず 小泉・岡田ダブル辞任!」

という記事を掲載、脇見出しには

「哀れ…小池・藤野ら『くノ一』候補は全員玉砕」
「野田聖子・山拓も当選せず?」

と言った刺激的な文言が並んでいる。

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