モンスターペアレント実態赤裸々 無理難題と理不尽全18例掲載

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   無理難題や理不尽な苦情を次々と保育所や幼稚園、学校に突きつける「モンスターペアレント」たち。富山市は実際に起こった事例をまとめた「保育所クレーム対応事例集」を2008年3月に発行した。そこには常軌を逸したクレームの数々が載っている。18の実例をすべて掲載する。

●子供と親の分、保育所で朝食を用意して欲しい

「仕事で忙しい親が多く、特に朝は出勤や保育所へ登所する子供の準備で忙しいので、子供の朝食と大人の朝食を用意して欲しい。食べた人が実費を支払えばいいのではないだろうか。ぜひ検討して欲しい」
「また、保育所で汚した衣類は保育所で洗濯して元通りにして返して欲しい。保育料も税金も払っているのだから当然ではないだろうかと投書箱に意見として入っていた」

●写真撮るときには、背の低い子供の並べ方に配慮して

   M男(4歳)が、節分の手作りお面を手に持ってクラスの友達と写したスナップを持ち帰った。ところが小柄なM男の隣にクラスの中で一番背の高いT男が並んで写っていたため、M男の背の低さが強調されていて「M男が背の低いことを気にしているのに、子供を並べて写真を撮るときの配慮に欠けている」と、母親から市役所へ苦情が入った。

●保育料も、教材費も、遠足のバス代も払わない

   生活に困っている様子もないのに、1年近く、遠足のバス代や、教材費の集金・保護者会費・保育料などを支払わず、お金にルーズな保護者に、しびれを切らした担任が、「集金をお願いします」と支払いを促すと、感情的になり「あの先生嫌いだ、換えて欲しい」と所長に訴えてきた。

●会社に遅刻するからオムツ替えは保育所でやって

   生後9カ月の子供が、保育所に向かう車の中で大便をした。車の中でのオムツの交換は危険。保育所に着いてから母親自身が取り換えると会社に遅刻しかねない。「保育士がいるのに、なぜ保護者がオムツを交換しなくてはならないのか」

   さらに、「ある朝、時間がないことを保育士に伝えたら、みなさん、オムツ換えをしていかれるんですけど・・・と言われた。オムツの取換えのために会社を遅刻し、処分を受けた場合には、市や保育所に賠償をもとめることができるのか、また、遅刻証明書など法的に効力を持つ証明書の発行ができるのか」と連絡帳に書かれていた。

●水筒に名前入れると「ネットオークションに出せなくなった。弁償して」

   遠足当日の出発前に、A児(5歳)の水筒に記名がなかったので、保育士が急いで水筒の下のほうに油性マジックで小さく名前を書いて出かけた。

   翌日、保護者から「あの水筒は、東京にしか売っていないブランド品だった。この後、インターネットオークションにかければ、よい値で売れる商品だったのに、名前を書かれては出品できない。弁償してもらう」という電話があった。

   所長が担当者と共に、水筒に無断で記名したことを詫び、「マジック消しで消すなど対処をさせて欲しい」とお願いしたが、「そのようなことをしても、汚れてしまったものは商品にならないし販売予定額もオークションにかけてみなければわからない」と不機嫌な返事だった。所持品について保育所の考え方を話したが、「A児は、自分のものはよくわかっているから名前を書く必要はありません」と言い、理解してもらえなかった。ブランド名・販売店については「当時の店はなくなり、入手方法はありません」との返事だった。

●被害妄想の強い母親「保育士がうちの子を後ろから突き倒した」

   ある日の登所時、園舎の玄関前に乗り入れた車が母親の所有者かを確認し、送迎時の車の駐車は園児の安全上、園庭フェンス側に縦列駐車の協力をお願いした。これが発端となり、以来「保育士がうちの子を後ろから突き倒した」「脇腹に長く爪の痕があってびっくりした」「お昼寝しないで友達と2人で遊んでいて先生に叱られ、首をチョップで叩かれたらしいですね」など、事あるごとに、母親の思い込みによる保育所や保育士への不満を訴えるようになった。ある時、「持ち帰った写真が傷だらけ(一般的には傷とは判別しにくいもの)になっていた。そんな写真は、気持ちが悪いので取り替えてもらいたい」と言ってきた。

●夜遅くまで起きているのは、保育所のせい

   1歳の誕生日を迎えた女児の母親が、「夜なかなか寝ず遅くまで起きているのは、保育所で好きなだけ寝かせているからではないか」と言ってきた。担任は、午睡の長さや時間帯、日中の休息の必要性などを説明したが、なかなか理解してもらえず、「夜早く寝かせたいので、午睡時間は1時間にして欲しい」と要望してきた。その後、保育所では、女児が熟睡していても、起すことにした。

   数日後、起されている時の不機嫌な女児の様子を母親に伝えると、母親は「午睡時間を短くしてもらっても、子供が夜遅くまで起きている。夜遅くまで子供に付き合っていると、働いている自分の体が休まらないので、保育所での午睡はなくして欲しい」と言う。

●「なんで救急車呼ばんかったか!」父親が怒鳴り込む

   A子(5歳)が、ズックが脱げかかりその拍子にころんで机の角にぶつかり、眉の横を切った。その日は新しい大きいサイズのズック(ぶかぶかであった)に替わったばかりだった。母親に怪我の状態を連絡し、希望の病院へ職員が連れて行き、母親にも直接病院に来てもらう。2針縫う処置だった。

   翌日に父親が「なんで救急車呼ばんかったか!」と怒鳴り込んでくる。

   「頭の中に傷が残ったらどうする。MRIを撮れ!」などと電話や直接来所して大きな声で脅すように言うので担当医師と面談してもらった。医師に対しても「傷が残ったらどうしてくれるんだ」と怒鳴った。保育所に対しては「●月●日まで文書で回答せよ」と迫る。

   女性ばかりの職場であるので大きな声で怒鳴られると職員も怯え、ますます要求がエスカレートしてきた。

●「牛乳はよくない。冷たいジュースも」給食食材に異常な要望

   育児休暇明けで入所したS男は、核家族で、母親は不規則勤務を伴う看護職。父親の育児参加不足に不満を持ちながら育児不安を抱えている。S男の皮膚のカサツキや発赤が気になり、水分補給や軟膏塗布など、入所時に母親から入念な要望があった。

   入所と同時に、1歳児になったS男だが、整腸機能がすぐれない日が多いことを母親は異常なほどに気にしている。そのため、家ではあわ・ひえ入り玄米を2時間かけて炊飯しているとのことである。また、食物アレルギー(卵・小麦)もある。

   一方、S男の成長に伴い摂取する食品数が増えてくるにつれて、食品に対する母の不安が増し、母親の自己判断で、「牛乳はよくない、代替として市販の豆乳を持参するので、それを飲ませて欲しい」「冷たいジュースは下痢になるので、常温に戻して飲用させてくれ」など、保育所に対しての要望が多くなり、保育所で対応できる範囲を超えるようになった。

●ケガしたら弁護士に相談

   保護者から連絡帳に「登所時、保育士が他の子を抱いていて、A男(1歳)が非常口を出入りしているのに気がつかないでいる。ケガでもしたら弁護士に相談するつもりです」と書かれていた。

●ブランド品の下着、「名前は入れたくない」

   3歳児のA子が午睡時おねしょをしたので、汚れた下着は水洗いし、袋に入れておいた。延長保育を終え、帰る時、通園かばんの横に置いてあった袋がなくなっていた。その日は誰か間違って持って行ったかもしれないと謝り、明日探しますと伝えた。次の日、同じような時間に迎えにくる保護者に聞いたり、保育所のいろんな所を探したが見つからなかった。そのことをA子の母親に伝えて謝り、引き続き探すことを伝えてところ「我が子の着ている物はブランド品で高価なんです。どうしてくれるんですか。今までも何度か物がなくなったことがあるが、保育士が探すと言っても出てきた例がない」と強い口調が返ってきた。

   日頃から、保育所は集団生活なんで持ち物には名前を書いて欲しいと何度も伝えていたが、「高価な物だから名前は書きたくないし、名札もつけたくない。それに名前を書いてしまったら、後で売れないからいやだ」と拒否されていた。

●前に病院でもらった薬を飲ませて欲しい

   A子(3歳)の母が風邪薬を持参し、昼食後にA子に飲ませて欲しいと申し出る。薬は約1カ月半前のものであり、また、いつ・どこの病院でもらった薬であるか確認すると、以前同じような風邪の時に処方してもらった薬であるとのことだった。

   今回の風邪では受診していないとのことだったので、薬の処方については医師の指示を受けて欲しいと依頼する。すると、母親は「前と同じ風邪の症状であり自分の判断で薬の服用を頼んでいるのに、なぜ飲ませてもらえないのか」と声を荒立て強く訴える。保育所で薬を与える場合には、医師の指示などを記載した「くすり連絡票」を提出してもらい、その内容に従い保育士が保護者に代わって薬を与えることを話し、理解を求めたが、なかなか理解してもらえない。

●「アレルゲン食品を与えたのではないか」と邪推

   食物アレルギー疾患(乳製品)の3歳児の母親から、「帰宅後腹部と背中に発疹があったので病院へ行こうと思っているが、給食での状況はどうだったか、乳製品を食べさせたのではないか」と、電話で立腹した口調で、問い合わせがあった。

   調理員、担当保育士に下記の事項を確認し、母親に伝えた。

・調理過程・盛り付け時に除去は確実に行われていたか。
・担当保育士は、間違いなく専用の食事を配膳したか、また他の子のものを間違って食べたかどうか確認をすることができるか。
・おやつの食品分析表を確認していたか。

   一方、保育士は朝一番のオムツ換えの折に、腹部と背中の一部に赤い発疹を認めており、昨日一昨日の週末にできたあせもだろうと思っていたが、保護者はこのことにはあまり触れず、病院での受診結果を聞かせてくれるよう依頼した。

●家まで来て謝罪しろ!

   保育室の片付け・清掃活動の時間帯に5歳男児が、遊具棚にぶつかり、歯茎から血がにじみ歯にぐらつきが生じたので、母親の了解のもと嘱託歯科医で受診した。医師は「以前にも打撲している歯なので、少しぐらつきがあり、再度ぶつけると折れる恐れはあるが、永久歯への影響はない」と診断した。そのことを保護者に伝えると、母親は納得してくれたものの父親は、「血が出て痛い思いをした子の家へ謝罪に来ないのか」と立腹する。「教員の姉は、学校で怪我をした場合、謝罪のため家庭訪問をすると言っていた」など、不満を言う。父親が嘱託医の対応には不信感を抱いているようなので、矯正小児歯科医への受診を勧め、所長も付き添い受診する。

●「うちの子供が嘘をつくわけがない」と保育士解雇を要求

   C子(2歳)の母親から「うちのC子に対して、担任のB保育士が『ブサイク!』と言うとはどういうことですか?家に帰ってC子が私に言いました」と相当な剣幕で苦情を告げてきた。B保育士に確認したところ、当然ながら、そのような事を言ったことはないとのことだったので、その旨を丁寧に説明したが、「うちのC子が嘘をつくわけがない。こんな担当ではうちのC子がかわいそうだから換えて欲しい」と要求された。また、次々と保育士の対応の悪さを取り上げ、そのたびごとに保育所玄関先などで声高に抗議し、子供を欠席させている。現在では、子供を退所させると息まき、B保育士を辞職させるよう求めている。

●母親の精神不安定、「保育所側のせい」

   ある時、C子の父が勤務先から帰ると、母親が泣いていた。事情を聞くと、我が子が同じクラスのB子の手を噛んだことを担任の保育士から聞かされた。母は謝ろうと思い、B子の家に電話をすると、なぜか、既に相手は誰に噛まれたかを知っていた。幸い「気にしないで・・・」と言われたのだが、その保護者とは、今まで仲良くしていた相手なので、それ以来気に病んでいる。

   父親は、「我が子も噛まれたことはあるのに、謝ってもらったことも、誰に噛まれたかも教えてもらっていない。人によって保育所側の対応が違う。母親の精神状態が不安定のままよくならなかったら、保育所のせいなので、●●に知った人がいるからそこに市と保育施設を訴えたい」と言った。

●保育所でシラミもらったに違いないと信じ込む

   4歳女児がまつ毛にシラミの卵があったことを知って、その母親が、「これは、きっと保育所で誰かにうつされたに決まっている!」と保育所に訴えてきた。そのとき、以前から、時々保育所で小さいケガをしていることが多いとして、そのことも同時に訴えてきた。

●我が子が友達からいじめられている!

「A子が腕に傷を負ってきた。同年齢のB男に、時々、何もしないのに引っかかれたりいやなことをされるので、『こわい』と言っている。進級の時にクラスを替えてほしい。それまでは、保育所を休ませたい。要望が受け容れられないなら、転所も考えたい」

   保育士はA子が休んだきりで怪我の状況も確かめようもなく、とにかくB男の生活や友達関係を注意していくようにし、そのことを保護者にも伝え、A子を登所させて欲しい旨を話したが、下の子は登所させるものの「A子は休ませる、元気でやっているから心配しないで欲しい」と言われる。

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