2024年 4月 24日 (水)

「家で快適に過ごす」がキーワード 「巣ごもり消費」「内食回帰」で売れるものは 

   長引く不況下で、外出を控えて休日を家で過ごす人が増えている。結果、「巣ごもり消費」「内食回帰」の傾向が強まり、売れているのは自宅で快適に過ごすための商品だ。外食を控え、スーパーマーケットで食材を買って調理する人が増えたため、おいしく作るためのこだわりアイテムが男性中心に売れている。不況を機に、家で過ごすことが見直されているといえば、もっともらしく聞こえるが。

8~9万円台の高機能炊飯器が男性に人気

   「巣ごもり消費」とは家庭内で完結する消費行動のことである。外食せずに食材を買って自宅で調理する「内食回帰」、娯楽に関しても自宅で映画のDVDを観る巣ごもり生活。

   大手スーパーマーケットが2009年2月期連結決算で軒並み減益となる一方、食料品を中心としたスーパー「マツエツ」は2期連続、「ライフ」を運営するライフコーポレーションは5期連続でいずれも営業最高益を出した。

「調理家電が最近売れていて、2~3割増と好調です。8~9万円台の高機能炊飯器や家でパンを焼けるホームベーカリー、焼き肉からたこ焼きまで作れるホットプレートといったこだわりのあるタイプが売れています。男性のほうが高機能タイプを買う傾向があり、外食するよりも毎日のごはんをおいしく食べたいという人が増えているようです」

と話すのは大手家電量販店「ヤマダ電機」の広報担当者。

   大型冷蔵庫も売れている。安い時に食材をまとめ買いして、冷凍保存する。冷凍庫が大きいものや、ラップなしで野菜を新鮮に保存できるタイプが人気だ。高機能の冷蔵庫はファミリー向けの大型タイプに限られているが、その小型を独身男性も買っていくそうだ。

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