2024年 4月 26日 (金)

短気で有名平岡法務大臣 国会でブチ切れの一部始終

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   平岡秀夫法相(57)が、「親分」のイラ菅(菅直人・前首相)もびっくりの激怒ぶりを国会で見せた。経歴をみると、旧大蔵省出身で弁護士登録もしているエリートなのだが、こんなに短気で、死刑執行も預かる大臣として大丈夫なのだろうか、と不安の声も上がりそうだ。

   平岡法相(山口2区、衆院5期、菅グループ)が答弁で声を荒げ、新聞各紙が「(法相が)激高した」と報じたのは、2011年9月27日にあった衆院予算委員会での答弁だ。

声は張り上げすぎて裏返り気味で、顔も怒りでゆがむ

平岡法相の激高答弁が話題に。
平岡法相の激高答弁が話題に。

   予算委では自民党の河井克行・元法務副大臣が、平岡法相の地元にある米軍岩国基地をめぐる法相発言を質問で取り上げた。

   平岡法相は9月17日、地元の会見で、2006年の日米合意事項である、米軍厚木基地(神奈川県)の空母艦載機の岩国基地への移駐について、「個人的には反対」と発言した。河井氏はこの発言について、「閣内不統一」だと追及した。

   平岡法相が激高したのは、河井氏への4回目の答弁のときだ。河井氏の質問開始から12分ほどが経過していた。

   平岡法相は、最初は両手を背中の後ろに回し、落ち着いた調子で話し始めたものの、ほどなく両手は前に。自公政権時代(2007年度予算)に岩国市役所の庁舎建設の「補助金45億円を無理やりカットした」という指摘をしながら、だんだん興奮してきたようだ。

   ちなみに、正しくは「カット」分は35億円。結局は「反対派」市長の交代もあり、ほどなく予算化された。

   「そんな暴挙に出たのは、いったいどちらの政権だったでしょうか!」。このとき、平岡法相の声は張り上げすぎて裏返り気味で、顔も怒りでゆがんでいた。人気バラエティ番組「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)の激怒キャラ、北村晴男弁護士が、眼鏡をはずした上でキレている姿を想像すると、けっこう似ているかもしれない。

   平岡法相はさらに、「そういう経緯を考えて…」と続け、右手を少し上げ、河井氏の方へ向けた。威嚇しているようにみえなくもない。

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