中国勢と米アップルに挟まれ苦境に スマホ不調のサムスン、再浮上はあるのか

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   韓国のサムスン電子が、スマホ事業の不振で役員を入れ替える見込みだと米紙が報じた。「GALAXY」シリーズで市場を席巻した巨大企業は、転機に立っているようだ。

   「サムスン電子、経営幹部の刷新を検討」。米大手経済紙のウォール・ストリート・ジャーナルは2014年11月23日付記事でこう大々的に報じた。

モバイル部門の役員を入れ替えると報じられる

かつて市場を席巻したが...
かつて市場を席巻したが...

   サムスンが10月30日に発表した7~9月期決算によると、4月に発売した新しいスマートフォン「GALAXY S5」の販売不振から、売上高が前年同期に比べて20%ほども減少した。本業の儲けを示す営業利益に至っては、前年同期比で60%も減っている。

   ウォール・ストリート・ジャーナルは記事で、GALAXY S5の販売は、目標を40%も下回っていたと報じた。旧モデルのGALAXY S4は、3か月で1600万台を販売したのに、S5は1200万台に留まったともいうのだ。

   関係者の話として、業績回復を図るために経営陣の大幅な刷新を検討しており、モバイル部門を率いる共同CEOの申宗均(シン・ジョンギュン)氏を部門から外し、CEOも解任する公算が大きいと報じた。そして、モバイル部門の後任は、家電担当で共同CEOの尹富根(ユン・ブクン)氏になる見込みだとした。

   スマホ事業が不振なのは、新興の中国勢による低価格攻勢に晒され、米アップル社が9月に発売した新しい「iPhone 6」にも押されているからだ。

   中国の小米(シャオミ)は、廉価版スマホで急速にシェアを伸ばしており、7~9月期には、サムソン、アップルに次ぐ3位にまで浮上した。報道によると、OSの進歩でスペックを同等レベルにできるようになったことが大きいらしい。また、iPhone 6は、GALAXYと同じような大画面になり、高価格帯でも売れるようになった。アメリカでは、7~9月期にアップルがサムソンのシェア首位を奪ったとの調査結果も報じられている。

「立ち位置が難しいので、非常に苦しくなる」

   韓国の大手紙「中央日報」によると、業績の悪化から、サムソンはモバイル部門で6000人もの人員削減を検討している。また、別のメディアでも、スマホの種類が多すぎたとして、サムスンが2015年はモデル数を2、3割減らすことを考えていると報じた。

   サムソンは、現在でもスマホのシェアは、世界トップだ。しかし、1~3月期は31%もあったのが、7~9月期は、25%にまで落としている。中国では、シェア首位を小米に奪われたという調査結果も伝えられている。

   テレビ事業は好調で、半導体もまだ強いが、スマホは利益の7割を稼いでいたとされる。そんな中で、サムソンが今後浮上する道はあるのか。

   経済アナリストの小田切尚登さんは、スマホ不振の原因についてこうみる。

「韓国は、日本に追いつけ追い越せと今まで一生懸命でしたが、中国については特別に意識していませんでした。中国からスペックが変わらないスマホが半額ぐらいで出てくれば、当然人気が出てきて押されてしまいますよ」

   今後の見通しについても、かなり厳しいと指摘する。

「後任とされる役員が担当していた家電は、サムソンでは1、2%ほどに過ぎず、そんな役員で大丈夫かという話は出てくると思います。中国やインドなどの新興国でどう売るのか、欧米でもこれはというものを出せるのか、課題は多いでしょう。立ち位置が難しいので、何か新しい魅力をつけて差別化しないと、非常に苦しい状況になると思いますね」
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