2024年 4月 20日 (土)

【男の相談室】腎臓結石騒動その後(前編) あっけない結末「あの苦しみは何だったの」

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   人生2度目の腎臓結石を経験したJ-CASTヘルスケアの男性記者(47)は、そのてん末を2016年10月20日付「地獄の激痛は突然に 恐怖の腎臓結石を記者が体験」という記事でまとめた。

   以降、投薬により石を体内から排出する試みを続けていたが、すべての終わりもまた突然にやって来た。2016年11月13日、石が自然に出てきたのだ。

  • あんなに痛かったのに、あっけない幕切れに
    あんなに痛かったのに、あっけない幕切れに
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「犯人」は「Y」の形をして非常に固い

   2016年10月17日未明の激痛、救急搬送という憂き目にあった記者は、その日から2日ほど仕事を休んでから復帰した。発症から数日間は痛みを抑える坐薬に頼っていたが、石の位置がずれたのか詳しくは分からないものの強い痛みは引いた。

   医師の指示を守り、毎食後に「石の発育を抑える薬」「排尿を促す薬」の服用を続けた。石を大きくする成分「シュウ酸」を含むコーヒーや紅茶、緑茶、さらにホウレンソウなどの一部野菜は一切口にしないか、大幅に摂取を控えた。発症前はコーヒーを1日3杯飲んでいたが、「ひとまずは石が出るまで」と考えて、週末に1杯だけと決めた。「禁ビール令」も出たので、アルコール類はすべて自粛した。

   代わりに水は「1日2~3リットル」を目標に飲み続けた。冷たくても、温めても水は水、味は変わらない。日が進むにつれてウンザリしたが、「もう二度とあの痛みは味わいたくない」と我慢した。食事どきは、医師に許可されたほうじ茶を主に飲んだ。

   排尿のたびに「出るかな」と期待したが、1週間、2週間と経過しても石が体内を移動した気配は感じない。これは長期戦になるのか、そもそも本当に自然排出されるのか、と疑い始めていたころ、「その日」はやって来た。

   自宅で用を足していた時、一瞬下腹部に違和感を覚えた。痛みはないが、ゴワゴワとした異物感だ。ほどなくして、石がコロリと出たのだ。繰り返すが、一切痛みは出なかった。

   確保できる状態だったので、きれいに洗った後で自分を苦しめた「犯人」を観察した。色は黒ずんでいて、形状はアルファベットの「Y」の字に近い。体内のどこかで引っかかりそうな、イヤな形をしている。最初の検査通り、サイズは6.5ミリだった。小さいが非常に固く、簡単には破壊できなさそうで、「石」と呼ばれるにふさわしい。ただ、まだ検査を受けてからでないとこれで終わりかどうかの確信は持てない。

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